僕の食べ物
信じてた人に裏切られて人はみんな、自分勝手だって覚えてだけど裏切りがあって 傷ついて自分は成長してくことに気ついた。裏切りも大切なのかなぁでも、私が傷ついて良かったなんて思いたくなかった。昔は全部が楽だったのに。私は昔から人と関わるのは下手だったけどそんな私でさえ簡単に笑顔を手に入れることができた。あの頃までは・・・あるときを境に笑顔は簡単に手に入ることはなかったし目の前に正義の味方が現れることもなかった。憧れてたヒーローの正体も見抜いてしまったし。このヒーローも私を助けてくれないんだって少し悲しくなった。この世には決してヒーローは存在しない。争いは必ず2つ以上に意見が分かれたときにおこる。どちらが正解だなんて人それぞれ違うだろうし、真ん中の立場に立つなんて不可能だ。なんて苦しい世の中なんだろう昔思ってた世界とは違った。バスの中学生の笑い声があふれる。それを消すようにヘッドフォンの音量をあげる僕。時に嫌な笑いがある。バカ笑いっていうのかなぁ聞いてて嫌になる笑い。聞きたくないから音楽で消してもらう。音楽はいいよ。音楽はどんな自分でも受け入れてくれる気がする。僕の原点はそこだから。もし、音楽がなくなれば僕の帰る場所がなくなってしまう。それってつらいよ。やっぱり音楽は僕にとって欠かせない存在。少し前、昔の友達にあった。昔の友達にあうのって苦手。だって、過去の自分が嫌いだからさ。過去を知ってる人にあうのは やっぱりこれもつらい事。だけど、話しかけられて無視するわけにもいかないから一応少しだけ話した。友達はやっぱり変わってて顔はもちろん性格も変わってた気がした。友達の横には知らない人がいて私を侵入者のように見る。やだな、居心地わるいなそう思いながらもその人をなるべく見ないように話題を手探りで探してつまらないことを話した。無理矢理話題をひっぱってるからつまらない話しか出てこない。そのあと友達はどこにいったのかな夜遅い時間なのに まだ遊ぶようだった。僕はお腹のそこがなんだかムカムカしてきて家に帰ってからも少し機嫌が悪かった。疲れてたせいもあっただろうけど。この間友達から相談をうけた。でも自分のことで精一杯な僕はその友達が求めていた答えを出す事ができなかった。それどころか、相談を心から考えていなかった。さすがに反省したね。しかもその友達はてきとうな答えをだしてしまったのに「ありがとう。少し軽くなった。」って言った。これは罪悪感?何かが襲ってくるよ。僕の不安をかきたてる何かが苦しい。やっぱり僕は過ちを犯してしまったんだ…友達は優しいし欠かせないよね。でも いずれ裏切られるものだよね。寂しいな。 悲しいな。でも最初から知ってたよ。だから きっと また 裏切りがきてももうツラくない……たぶん。そのツラさを我慢するのも大切だってやっと気付いたんだよ。これは 悲しい事に君の嘘のおかげ。ありがとう。急に姿を現す嘘も、急に襲ってくる不安も僕の食べもの…なのかな。