カテゴリ:読書
せっかく一昨日天童荒太さんにふれたので今日はもう少し一番最近読んだ彼の作品について書いてみます。
本作品は山本周五郎賞を受賞した『家族狩り』を2004年に文庫化するに当たり、大幅加筆・修正。文庫化、というよりも、同じモチーフの別の作品というほうが正しいだろうな。そして、文庫本なのに?月1回刊行で、堂々5ヶ月で完結した大作です。 最初の作品の時にはミステリーとして売っていたし、そのつもりで書いたのでしょうけど、今年のほうは、どんなジャンルになるのだろう? いろんな家族が出てきます。 彼の小説は、すべて家族にこだわっています。家族ってある意味根源ですものね。 うーん、抽象的だ。もう少し時間をかけていつか再度書いてみたいです。 蛇足ですが、私は同じモチーフの複数作品、というのが大好きです。 家族狩り。 冷静と情熱のあいだ。 盤上の敵。 どれも、いろんな面から見ることの面白さを教えてくれます。 普段から、ものごとを上から、下から、うらから、表から、離れて、近づいて、 いろいろみてみたい・・・・ というのが私の座右の銘(?)です。 違う地平線が見えたりするんですよね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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