年末バトル
ピンポーン!狭いアパートのチャイムが鳴った。またお歳暮かな?と思っている間に同居人が 「はーい」 と出て行く。なにやら話し始めたからお歳暮ではなさそうだ。わたしはひとり、部屋で書類を書いていた。ふと気がつくと何やらおかしな雰囲気。聞き耳をたてるといやたてなくても、 もめごとだ。 どうやら相手は今日でめでたく御用納めの、市役所の水道課の職員二人。一人は女性一人は男性だ。男性の職員があやまってみたり声を大にして説得してみたり。声からすると若そうだもう、うるさい!! いい加減にしてよ。 と言いたいのをこらえる。バトルをくりひろげている内容はどうやら水道の開栓料金のことらしい。このアパートへ来た時水道を出すにあたり長男、長女の部屋と、この部屋の分の3室分の開栓料金すなわち 3,100円×3室 が気に入らないことと、基本料金が2ヶ月に1回 5,000円×3室 これが腑に落ちないというのが同居人の弁だ。いままで1軒の家に住んでいてアパートでも1室に住みたいのだが狭くて仕方なし、1家族なのに3室に別れて住んでいる。だから ×3 はないだろう から始まり何年か前の市の職員の対応が悪いだの、もう理屈も理論もすっとび、ただのいんごう親父がほざいているとしかとれない状態。だめだめそんなこと言ってみたって役所ってとこは例外や今迄になかった新たなケースにはまったく対処できないのだから。それにもう同居人のほうは何を言わんとしているのか、支離滅裂、ぐちゃぐちゃでストレスたまってるんか?お金は払うのか払わないのか・・・?市の職員は決まりだから決まりだからの一点張り、結局結論はどうなのよ。 どうせ払うことになるのにねえー。 ちなみに同居人とは我が家の主なのですが。