テーマ:政治について(20091)
カテゴリ:政治
沖縄で民意が示されました。
これは前代未聞のことです。 ◇ 近代国家は、つねに辺境に対する暴力性を秘めています。 福島の原発問題も、 青森の六ケ所村の問題も、 そうした側面の一端であるといえます。 しかし、そうした暴力性は、表向きは覆い隠されています。 ◇ 今回の沖縄における県民投票は、 日本における、そうした暴力的な国家の構造を、 もはや否定しえない形ではっきりと「可視化」してしまいました。 なぜ、こんなことになったのか。 それは、 長期政権にあぐらをかいた現閣僚と現官僚が、 民主国家としての穏当な手続きと配慮をないがしろにして、 あられもない暴力性をむき出しにしてしまったからです。 その反動として、 いまや白日のもとに示された民意。 ◇ こうなってしまった以上、 もはや日本の「沖縄問題」は、 ロシアにおける「クリミア問題」や、中国における「チベット問題」と同様に、 ≪人権問題≫としての様相を帯びることになります。 ―はたして沖縄に人権はあるのか。 ―はたして沖縄に民主主義は存在するのか。 そのことについて、これからは国際社会からの厳しい眼差しを受けることになる。 安倍政権に、その覚悟があるでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.02.24 22:06:46
|
|