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まいかのあーだこーだ

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2019.05.26
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今季はこれといって目立ったドラマがなかったけど、

そんななかで手ごたえを感じたのは、
深夜枠のショートドラマでした。
しかもティーン向けの学園ドラマなんですね。

TBSの「賭ケグルイ season 2」
NHKの「腐女子うっかりゲイに告る」

どちらの作品も、
すごくシャープな作りになっていて、
視聴率のことなど気にせずに、
作るべきものを確信をもって作ってるという感じ。
その気概が画面の端々から伝わってきます。

深夜枠であることや、公共放送であることが、
かえってメリットになっているのでしょうね。


「賭ケグルイ」は、
season 1は未見だったのですが、
これほど狂ってブッ飛んだ内容だとは思いませんでした。
予想を超える新しさを感じさせてくれて痛快だったし、
松村沙友理の演技が際立っていたのも印象に残ります。

「腐女子ゲイに告る」は、
まずは、やっぱりNHKのドラマの作り方がうまい。
かなり鋭く深くエグった内容でありながら、
けっして野島伸司や遊川和彦のように仰々しくやるのではなく、
あくまで抑制された表現に徹している面に説得力があります。

安易に社会学的な論評は加えませんが、
ドラマとして優れているのは間違いありません。

2作品ともに、非常に先端的な内容で、
これなら海外でも通用するだろうなあという気がします。







一方で、
日テレ「あなたの番です」や、
NHKの「ミストレス」あたりも、
まあ、それなりに楽しんではいるのですが、

おそらくアラサー女子あたりに向けて作っているであろう作品が、
上に挙げたティーン向けの作品にくらべると、
だいぶ内容的にバカっぽいというのを否定できない。(^^;
クオリティの面でも劣っているように見えます。

NHKの「ミストレス」なんて、
やれ、海外ドラマのリメイクだという触れ込みで、
しかも片岡敬司×吉田紀子というもんだから、
どんなに凄い内容なのかしらと身構えてたのに、

蓋を開けてみたら…

 たんなる昼メロでした。

まあ、
あえて夜の時間に昼メロを放送するって趣向はいいんだけど、
わざわざ海外から輸入するほどの内容じゃなかったよね。(^^;

それなりに楽しんで観てますけど、
「くだらねー」と言ってしまえばそれまでのドラマです。



日本社会は、
大人になればなるほど、
だんだん文化的なものを鑑賞する精神的な余裕を失って、
しまいにはバカっぽい娯楽作品しか受容できなくなるのかも。

ティーン向けの作品が文化的に高いレベルにあるのに、
成年向けや爺婆向けの作品が、
昼メロ&時代劇的なバカっぽさに堕していくというのは、
なにやら情けない気もしないではありません。

もしかしたら日本のテレビドラマの不幸は、
「作り手はいるのに視聴者がいない」ってことなのかしら?


 





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最終更新日  2024.06.19 09:23:20


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