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カネ恋。最終話。
先週のキスシーンを最後に、 失踪したまま戻ってこない、という展開でした。 失踪というよりも、 たんにフラリと気まぐれに出ていった感じだし、 てっきり、今週も、 三浦春馬は出てくるものだと思っていたので、 途中までは、そのつもりで見てたのですけど、 伊豆からの帰りの電車のなかで、北村匠海が、 「いいかげん、帰ってきましたかね?」と言ったので、 そのときに、ようやく、 「ああ、もう帰ってこないのね…」と気づきました。 つまり、この最終話は、 ほぼ全編がキャスト亡き後に撮影されていたわけですが、 途中までは、まったくそのことに気づきませんでした。 ◇ いろいろと思うことはあります。 急遽、 この最終話を作り上げたキャストもスタッフも、 すごいなあ、とは思うけど、 その一方で、 よくもわるくも、 テレビドラマって、 途中で終わらせようと思えば、 どうとでも終わらせられるんだなあ… というのも、一つのいつわらざる感想です。 実際、 途中で放送回数が短縮されて、 むりやり終わらされるドラマってあるわけだし、 視聴者も、それとは気づかずに見てたりするわけだし、 それでも、何の疑問ももたずに、 納得してる視聴者もいるわけですよね。 ある意味、テキトーに騙されているんだなあ、と(笑)。 ◇ 今回の脚本についていうと、 故人への思いも盛り込みながら、 短期間で最終話を書き上げた手腕もさることながら、 それだけになおさら、 本来なら、このドラマは、 どういう物語になる予定だったのか? …というのが、いちばん興味のあるところです。 実際、けっこう面白い話だったと思う。 お金に不自由なく育っていた少女が、 父が横領罪で逮捕されたことをきっかけに、 一転して清貧女子にはなったものの、 ずるずると投資ビジネスの起業家の男に貢ぎ続け、 そのあとは大企業の御曹司と恋をする、というお話です。 おカネというものを、 最終的にはどう見せようとしていたのでしょうか? ◇ 今回の第4話で意外だったのは、 早乙女(三浦翔平)が再登場していたこと。 彼は、 けっして先週で退場だったわけではなくて、 最後まで絡むキャラだったのでしょうね。 瑠璃(大友花恋)と結ばれる予定だったのでしょうか? かたや、ガッキー(北村匠海)のほうは、 まりあ(星蘭ひとみ)との恋愛フラグが立ってたように見えます。 まりあのキャラは、 たんに金持ち目当ての現金な女なのか、 それとも本当の愛情を求めている女なのか、 よく分からないままに終わってしまいました。 ひかり(八木優希)については、 彼女が慶太の実妹でないことが、 父親から慶太に知らされる予定だったようですね。 そこから慶太とひかりの関係はどう変わっていくのでしょうか? ◇ シナリオブックが発売予定のようです。 どういう内容になっているのかしら? せっかくなら、今回の脚本をもとにして、 タイトルとキャストを変えて、続きの物語を見てみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.24 10:00:18
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