カテゴリ:恋つづ~ボス恋~カムカム!
ただのラブコメのジャニドラでしょ!
…という大方の予想に反して、 意外なくらいに渋い展開を見せている「ボス恋」。 最終盤に来て、 奈未と潤之介が結ばれない可能性も出てきた。 意外なほど硬派なドラマに思えてきました。 ◇ 奈未は、 期せずして自分の夢を見つけたけれど、 じつは潤之介のほうが、 自分の夢を押し殺してきたのではないか? そんなことが、理緒の口から示唆されました。 この問題を解決するために、 ドS先輩は何か素敵なアシストをしてくれるでしょうか? そして、最終的には、 やはりスーパーウーマンの麗子が、 副社長ですらも思いつかないような、 スーパーミラクルな結末を運んできてくれるのでしょうか? 細田善彦に水をぶっかけたメアリージュンが、 最後にどんな動きをしてくれるかにも期待が高まります。 そして、夢といえば、 もし理緒がバイオリンを弾けなくなったら、 彼女の夢はどうなってしまうのか。 彼女の人生を放置したままでは、物語は終われないはずです。 ◇ 雑誌「MIYAVI」は紙媒体なのですが、 考えてみれば、 金沢の宝来製紙も紙屋さんなのです。 デジタル化の時代のなかで、 縮小していく斜陽産業であるという点において、 じつは両者は同じなのです。 さらにいえば、 奈未の実家は本屋さん。 お父さんは売れない小説家。 早い話、 この物語の登場人物の全員が、紙屋さんなのです。 ◇ このドラマは、 一見するとたんなるラブコメのようですが、 じつは社会経済的な背景を意識して作られている。 そう思えてなりません。 すべてのピースが噛み合ったときに、 なんらかの着地点が見つかるはずなのですけれど、 まだまだそれは予測できません。 デジタル時代に、 紙産業を舞台に物語を描く意味とは何なのか? そして、 奈未と潤之介が結ばれずに終わるという悲しい結末も、 まだまだ可能性としては捨てきれないと思っています。 それはそうと、 ↓ノベライズの予約販売はじまりました! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.07.13 17:11:06
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