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まいかのあーだこーだ

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2021.03.15
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カテゴリ:ドラマレビュー!
やっぱり、
完全に「白夜行」の図式ですよね。

ただし、
いまだに「北村一輝=武田鉄矢」と思ってる人も多いようです。
それは、たぶん物語の構図を見誤っている。
立ち位置としては、あきらかに「綾瀬はるか=武田鉄矢」です。
(なぜなら「日高&朔也」こそが「雪穂&亮司」に相当するからです)



とはいえ、
2人の罪を知った刑事の演技としては、
さすがの綾瀬はるかも、
武田鉄矢の凄みにまでは及びませんでした。

これは、
脚本自体の弱さに起因すると思うのですが、
そもそも東朔也の罪には、
亮司ほどの切実さが感じられないのですよね。

亮司は、
あくまで雪穂を守るために罪を背負ったのですが、
東朔也の場合は、
私怨と、余命わずかになった自暴自棄から、
かなり衝動的に犯罪に走っているにすぎない。
しかも、あろうことか、
その罪を、弟の日高にまで背負わせようとしています。

亮司と雪穂のあいだには、
純粋すぎるほどの「愛」があったのですけど、
朔也と日高のあいだには、
なんらかの「兄弟愛」はあるものの、
複雑な「妬み」や「逆恨み」の感情も混じっている。

その感情は、
たしかにリアルといえばリアルであって、
理解できる部分もあるのですけど、
亮司ほど痛切なものではなく、共感もしにくいのです。

武田鉄矢の演技には、
亮司に対する強い情愛と共感が宿っていました。
しかし、綾瀬はるかは、
東朔也の罪には共感しにくいだろうと思います。

むしろ、共感するとすれば、
兄の罪をすこしでも引き受けようとした日高のほうにでしょうが、
彼は、結果的にはたいした罪を犯していませんし、
亮司ほど悲劇的な運命にはありません。

そこが「白夜行」の物語にくらべて、ちょっと弱い。





さて、
物語の図式はほぼ明らかになりました。

最終回には、いったい何が残ってるんでしょうか?
おおよそ決着はついた気がするんですけど(笑)。

せいぜい残っている話があるとすれば、
奄美大島の秘密ぐらいかなあ。

でも、奄美に上陸する前に、
兄弟は船上で確保されてしまいましたし、
もう兄のほうは死んでしまったかもしれない。

いったい東朔也は、
奄美に来て何をしようとしたのか?

奄美で兄弟が知るべきこととは何だったのか?

日高と望月を入れ替わらせた奄美の伝説とは何だったのか?



もしかすると、望月やセク原が、
それを後日談のような形で辿っていくのかもしれませんが、
森下佳子のいままでのパターンからすると、
そこらへんを放り投げたまま終わらせる可能性もあります…(笑)。






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最終更新日  2021.03.15 11:50:05


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