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まいかのあーだこーだ

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2021.04.30
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まめ夫。第3話。

鹿太郎は「ダメ男」の設定ではあるけど、
いちおうは一端のファッションカメラマンなのだし、
世間的にみれば、けっしてダメ男ではありません。

このドラマの登場人物たちは、
ラジオ体操で出くわす清水宗治の子孫もふくめて、
おそらくは現代日本社会の上流・上層の人たちです。

つまり、端的にいえば、
「社長はつらいよ」であり「金持ちはつらいよ」であり、
「セレブはつらいよ」みたいな物語なのです。

一見すると、
トホホなエピソードばかりが描かれるけれど、

けっして不幸なお話ではなく、
どちらかといえば、
3人の男と離婚してもなお、
女性として豊かな人生を送ることもできるという、
かなり優雅な物語と言うほうが正しい。

これって、
なかなか名状しがたい価値観だし、
一般の視聴者に共感されるような内容じゃないし、
視聴率が低いのも当然なのだけれど、

坂元裕二の卓越した手腕によって、
ハイセンスでユーモラスな雰囲気を維持しながら、
なんとかギリギリのところで持ちこたえてる感じ。

とても果敢で挑戦的な作品ではあるけど、
他の作家がこのような路線を真似たら、
たぶん大怪我すると思います。



さて、

謎の女優から、
身勝手な「スキャンダル隠し」の協力を迫られた鹿太郎です。

しかし、彼自身、
かつては芸能カメラマンだったのだし、
女優と芸能事務所の弱みを握ったら、
むしろ優位な立場になるはずですよね。

それでも、
騙された上に、
スキャンダル隠しまでタダで請け負うのかしら?



ちなみに、
まったくの余談ですが、

お芝居の脚本に「昨日」と書いてあった場合、
それは「さくじつ」ではなく、
たいていは「きのう」と読むべきです。

同じように、
「昨夜」なら「ゆうべ」、
「一昨日」なら「おととい」、
「一昨年」なら「おととし」と読むべきですよね。

そこらへんは演出家の責任でもありますが、

無教養な演出家や俳優ほど、
口語ではありえないような読み方をしてしまいます。

ひとつひとつ自分の言葉として咀嚼すれば、
そんな読み方にはならないはずですが、
一字一句、字面どおりに読むべきだという発想が、
かえって裏目に出る場合もあります。

今回、
瀧内公美は「昨夜=さくや」と読んでいたけれど、
これは坂元裕二の意図だったかもしれないし、
そのことで女優の愚かしさを表現したのかもしれません。





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最終更新日  2021.07.13 17:20:02
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