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まいかのあーだこーだ

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2021.06.09
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とわ子と小鳥遊は「両想い」になったけれど、
それとは別に、
とわ子には「いちばん好きな人=八作」がいました。

同じことは、
とわ子と鹿太郎の関係にも言えたのでしょう。
あるいは、
とわ子と慎森の関係にも言えたのでしょう。

たしかに「両想い」には違いないのだけど、
どこかで「いちばん好きな人=八作」の影がちらついてしまう。
そして、そのことが、いつか「両想い」を破綻させてしまう。

それが分かっているからこそ、別れを選ばざるをえない。



かつては八作ととわ子も「両想い」でした。
しかし、それとは別に、
八作には「いちばん好きな人=かごめ」がいました。

片思いではないけど、1番というわけでもない。
その微妙なズレ。そのズレが顕在化してしまう。

同じような関係が、無限に連鎖してるように見えます。

鹿太郎とスキャンダル女優との関係にも、
慎森とホテル清掃女との関係にも、
同じようなことが言えたのかもしれません。

鹿太郎や慎森には「いちばん好きな人=とわ子」がいたから。



ひとつずつズレていくような、絶妙に噛み合わない関係。
しかも、そのズレをお互いに理解できてしまう人たち。

小鳥遊や慎森が、
とわ子の八作への愛を尊重するのならば、
とわ子もまた、
八作のかごめへの愛を尊重するのでしょうね。

理解し合っているからこそ、愛し合うことが出来ない。
どんな数式を使っても、このズレを解決することは出来ない。



誰かに守られる人生。作りたかった家を作る人生。
そういうものは、なかなか手に入れることが出来ません。

結局は、ひとりで生きていく人生なのでしょうか?

ちなみに、かごめの幽霊は、
八作に何を伝えようとしていたのでしょうか?

かごめは、八作の思いに気づいていながら、
親友のために身を引いていたのでしょうか?

























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最終更新日  2021.07.13 17:19:25
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