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まいかのあーだこーだ

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2021.10.07
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カテゴリ:東宝シンデレラ
10/4放送のNHK「うたコン」は神回でした。

いつもの「うたコン」は、
《演歌パート》の後に《J-POPパート》を取ってつけるような構成で、
なかなか両者が融合せず、
番組の方向性も、ターゲットとする視聴者層も、
いまいち絞り切れてない感があるけど、

今回の放送では、

市川昭介の演歌と、
AIのソウルミュージックと、
井上芳雄のミュージカルが違和感なく共存していて、

最後は、
香西かおりの洒脱な歌謡曲が締めるという、
とても理想的な構成になっていました。
往年の「ザ・ヒットパレード」とか「夜ヒット」を思わせるような内容。

そんな番組構成の中心にいたのは、上白石萌音でした。



萌音が、
今年の紅白で「夜明け」を歌うのは確実です。

人気の高いミュージカルのパートでも、
何かしらのパフォーマンスをする可能性があります。

そして、日に日に高まっているのは、
「彼女が紅組の司会をやるんじゃないの?」という噂。

民放ドラマやミュージカルでの活躍もさることながら、
「大河」から「朝ドラ」に立て続けに出演する流れもあり、
バラエティ番組での司会経験も、その判断材料になっています。

それにくわえて、
NHK出版から発売された先日のエッセー集が、
すでに売上の上位にランキングしているのも注目される。

おそるべき全方位的な活躍です。



けれど、いちばん重要なのは、

彼女が、歌手として、
各局の歌番組でもパフォーマンスをし、
シングルやアルバムがかなりの売り上げを記録していること。

わたしは、
彼女が今年発表した『あのうた』というカバーアルバムが、
年末のTBSレコード大賞で、
おそらく「企画賞」か「アルバム賞」を獲るだろうと思っている。

というのも、
ミュージックマガジン誌をはじめジャーナリズムの支持もあったけど、
いまの日本の音楽シーンのなかで、
あの作品が成功したことの意義はとても大きいからです。

萌音は、あのアルバムにおいて、
70年代の布施明から、90年代のブルーハーツまでを、
「昭和・平成歌謡」という大きなカテゴリーで括りました。

これは、
70年代の後半以降に繰り返されてきた、
「ニューミュージック」vs「演歌・フォーク」だとか、
「J-POP」vs「歌謡曲」だとかいう不毛な分断を、
あたらしい世代の価値観から乗り越えようとするものであり、

日本の商業音楽を統合的に継承するための、
ひとつのパースペクティブを提示するものになっていました。

この価値観は、
NHKの紅白歌合戦にとっても前向きな方向性を与えるもので、
今回の「うたコン」の内容は、まさにその予兆になっていたのです。


…と思ったら、こっちが先だった! 逆に紅白の可能性はちょっと弱まったかも(^^;




萌音が歌った「夜明けをくちずさめたら」は、
これまでのなかでもベストパフォーマンスでした。

そして、
その直前に披露された「アルデバラン」は、
NHK朝ドラ史上、もっともソウルっぽい楽曲。
後半は、ほぼゴスペルですね。

作ったのは、なんと森山直太朗。AIの代表曲になるのは確実です。

ちなみに、
萌音自身が歌う今回の高校サッカー選手権の曲も、
森山直太朗がゴスペル調で作っています。






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最終更新日  2024.06.17 13:28:56


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