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まいかのあーだこーだ

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2023.10.05
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カテゴリ:ドラマレビュー!
TBS「ヴィヴァント(ヴィヴァン)」を見終わりました。

序盤から、この物語は、
かつての"馬賊もの"に似てる気がしてましたが、
まさにそのような話だったと思います。



最後は、
バルカの腐敗した現地政府を排除して、
日本人のノコルがその国家運営を担うという結末。

だけど、
いくら軍隊を掌握してるといっても、
彼に国家の運営などできるわけがないと思う。
いずれ周囲の勢力に脅かされ翻弄されることになる。

あれだけの豊富な地下資源を有していたら、
米中の代理戦争の舞台になりかねないし、

日本がそこに影響力を行使するようになったら、
旧満州のような傀儡国家の建設へ至るのでは?

たとえ当初の目的が、
現地における人権状況の改善だったとしても、
それは、いつのまにか、
資源を目当てにした大陸進出の口実に置き代わるでしょう。



かつての"馬賊もの"も、
当初は欧州の植民地支配からアジアを解放すべく、
独立の夢のために駆け抜ける物語だったわけですが、

やがて関東軍の暴走にさらされ、

本来の理想は、
八紘一宇や大東亜共栄などの領土的野心に置き代わり、
ついには満州での傀儡国家の建設へと至り、
731部隊や東部33部隊の暗躍を許すことになる。

そう考えると、
今回のドラマの主人公が、
日露戦争の英雄と同じ名前の「乃木」であり、
この物語を作ったのが、
福澤諭吉の玄孫だということが不気味に思えます。

しかも、このドラマでは、
文民統制の逸脱を危険視した政府高官(橋爪功)が、
最大の悪のラスボスのように設定されており、
自衛隊別班はまるで正義の組織のように印象づけられてる。







そもそもドラマとして面白かったのかというと…
「乃木が射殺したはずの別班メンバーが生きていた」
というあたりから、わたしの気持ちは引いてました。

あのとき、
ノコルがとどめを刺したり遺体を処理したりしていれば、
彼らは全員死んでいたはずです。

そういう悲惨な結果も厭わない別班の残酷さを表現した、
…とも言えなくはないけど、
櫻井と乃木の作戦はあまりにも無謀に思えます。



終盤での、
どんでん返しに次ぐどんでん返しは、
もはやどの機関が何のために動いてるのかも分からなくさせたし、
実際のところ、CIAやFBIがどう関係してるかも分からなかった。

最後は、
ノゴーン・ベキが生きていることを匂わせる演出でしたが、
あそこまでこれ見よがしのどんでん返しが続いてしまうと、
秋元康の「あな番」のときみたいに、
観てるほうは、いいかげん白けてしまって、
正直「もうどっちでもいいよ…」という感想しか湧いてこない。



もし続編があるとしたら、
これはやはり日本の傀儡国家建設へ至るのではないかしら?

くれぐれも、
ネトウヨをはじめとする現代日本人に、
妙な領土的野心を焚きつける話にならないよう祈ります。


フクシマの放射能汚染は、
ほかならぬ自国の政策の結果なのだから、
「美しき我が国を汚す者は何人たりとも許さない!」
とかいう安倍晋三みたいな言い草は、
いまや「どの口が言ってんの?」ってことにしかならないのよね。



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最終更新日  2023.10.06 13:41:03


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