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日テレ「癒やしのお隣さん」を見終わりました!
…11話まではダイジェスト視聴ですがw ◇ 1997年に「ストーカー~逃げきれぬ愛」があって、 あれも日テレの作品でしたが、もう四半世紀が経つのですね…。 あのときはストーカー男の自殺に終わっていた。 しかし、今回はハッピーエンド…。 ちょっとストーカー男に同情的な結末になってる。 … でも、 ストーカー男のキャラ設定は、 あのときのドラマにけっこう似てます。 親に抑圧されてきた依存型の人間なのです。 自殺こそしなかったけれど、 自虐的で自己犠牲的な気質も共通してる。 最終話で、 田辺桃子の演じる主人公が、こう喝破しました。 > ご両親の期待に応えるために生きて > こんどは私を守るために生きようと思った? > あなたは自分の人生を誰かに託したいだけなんですよ! > わたしをそれに利用しただけ。 これって本質を言い当ててると思う。 親との共依存のなかで育った人は、 別のあらたな共依存関係を求めようとするのですね。 ◇ わたし自身、 四半世紀前のドラマを観たときから、 うっすら感じてたことだけど、 同じストーカーとはいっても、 遠くから覗き見してるだけのタイプと、 追いかけて攻撃してくるタイプとでは、 まったく類型がちがうんじゃないかしら? … たとえば、 女性に置き換えてみると、 石川ひとみの「まちぶせ」とか、 あみんの「待つわ」の主人公なんかも、 あきらかに依存型の粘着ストーカー気質です。 相手の男性にとっては迷惑かもしれないけど、 はたから見てると同情してしまうところもあるし、 多少の恨みがましいことは言っても、 相手に危害を加えたりする意思はない。 … 男性の場合も、 そういう依存型で自虐系のストーカーは、 よほどの逆恨みでもされないかぎり、 危害を加えてくる可能性は低いかなあと感じる。 そもそも、 そういう自虐系のストーカーって、 男性の場合も、女性の場合も、 おおむね「非モテ系」じゃないでしょうか。 ◇ それとは逆に、 危害を加えてくる攻撃型のストーカーは、 早い話、妻や恋人に暴力をふるうDV男であって、 自尊心を損なわれた復讐のために、 別れた後になっても追いかけてくるケースでしょ。 そういう自尊心や支配欲が強いタイプの男は、 意外に「モテ系」が多いんじゃないかとも想像する。 つまり、 ほんとうは類型のまったく違う人間が、 なぜか同じ「ストーカー」という概念で、 一緒くたに括られてしまってる疑念はあるのです。 ◇ 道端で待ち伏せしたり、 木の陰から覗き見してるようなタイプの人は、 昔の村社会だったら、 さほど問題にもならなかったと思うけど、 現代のように、 プライバシーが重視される都市型社会になって、 世知辛くも犯罪者扱いされてしまってる感はある。 もちろん程度の問題ではあるし、 当事者からすれば、この上なく気持ち悪いだろうけど、 せいぜいのところ、 それは粘着オタク的・マニア的な片想いであって、 ことさら犯罪者扱いするほどでもないのでは? …ってところはある。 ◇ 性暴力についても言えることですが、 たとえ同じことをされていても、 それが「暴力」であるか否かは、 受け手の側の印象や判断によって左右される。 今回のドラマのように、 ストーカー的な粘着行為をされても、 受け手に許容される場合はあるかもしれない。 もちろん、 あまり勘違いを助長してはいけないけど、 ぶっちゃけて言うならば、 女性にとっても、 ストーキングされるうちが花ってところはあるしw 今回の主人公の女の子の場合も、 じつはストーキングされてる時期こそが、 事実上の「モテ期」になってる感じがあって、 それが意外にリアルだなあと思ったりするのよね。 ストーカーがいなくなると同時に、 女としての旬が終わってしまうというのも、 実際にありうることだろうなと思います…(^^; 坂本龍一が書いた唯一のドラマ主題歌だったのでは? (…と思ったけど他にもあるらしい。) うまく言えないけど、 これ聴くと、ちょっと泣いちゃうのよね。 高岡早紀がいちばん綺麗なときだったとも思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.10.06 16:08:15
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