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まいかのあーだこーだ

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2023.12.01
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カテゴリ:ドラマレビュー!
フジ生方美久「#すき花」第8話。
志木美鳥(田中麗奈)の人生の断片が繋がりました。

とても胸を打つ内容で、
久々に、むさぼるように見入っちゃった。



前作の「silent」もそうだったけど、
本筋とは無関係な話で神回になるのが不思議w

むしろ、
こっちこそメインのストーリーじゃないの??
…と思ってしまいます。

奈々(夏帆)が登場した「silent」の第6話でも、
それまでの話はぜんぶ前フリで、
ほんとうの主役は奈々じゃないかと思えたけど、
今回もそんな感じ。

実際、志木美鳥の登場で、
今回の物語の多くの伏線が回収されています。



まだ全貌は明らかじゃありませんが、
少女時代の美鳥(上坂樹里)は家庭で暴力を受けてたっぽい。
母親から疎まれ、親戚にもたらい回しにされてた。

誰に暴力を受けてたか分からないけど、
夜々(今田美桜/泉谷星奈)の毒母が過干渉だったのとは対照的に、
美鳥の毒母は、おそらくネグレクトだったと思われます。

育児放棄の美鳥ママ/共依存症の夜々ママ

中学時代には、
学校中の嫌われ者だったものの、
しばしば同級生の椿(松下洸平/土田諒)の家に来て、
椿から将棋を教わったり、
椿の母から料理を教わったり、花屋を手伝ったりしていた。

しかし、別れも告げず新潟へ転校してしまった。



高校の夏休みには、福岡の夜々の家に身を寄せてました。

幼かった夜々は、母親の言いつけを破り、
美鳥からこっそり将棋を教わったのだけど、
もともと美鳥に将棋を教えたのは、じつは椿だったわけです。

のちに夜々が東京で居候したときは、
美鳥のつくる美味しいご飯を食べたけれど、
もともと美鳥に料理を教えたのは、じつは椿の母でした。




そして夏休みが終わると、

母や兄のいる北海道ではなく、
やはり新潟の高校へ帰ったとのことですが…
そこは《愛着のない場所、誰も待っていない場所》だった。
なぜ新潟の高校へ通っていたかは謎です。

父の実家だったのか。あるいは寮生活だったのか。



そのまま新潟で塾講師の仕事につき、
結婚して「小花」姓になったころは高校の非常勤講師に。

塾の教え子がゆくえ(多部未華子)と赤田(仲野太賀)で、
高校での教え子が紅葉(神尾楓珠)なのですね。

新潟の塾時代にも、
やはり生徒たちから嫌われてましたが、
ゆくえと赤田の2人だけは、なぜか美鳥を慕っていた。

ゆくえと赤田がいまも固い友情で結ばれてるのは、
たんにウマが合うからだけじゃなく、
嫌われ者の塾講師のために連帯してたからなのね。
いわば、戦友ってこと。

そういう歴史を経たからこそ、
いまも2人は性別を超えた親友でいられてるのだし、
そのことが分かると、
ゆくえと赤田の友情がすごく説得力を帯びてきます。





その後、
離婚をして東京に移って、
高校生だった夜々を居候させたりして、

やがて一軒家を買って塾をはじめたものの、
北海道の母が要介護の状態だと知り、
疎遠だった母と兄のところへ引っ越したのですね。

でも、すぐにまた東京へ戻ってきた。







志木美鳥は、
親戚中から嫌われていたけれど、
福岡の夜々だけは唯一の味方だった。

東京の中学時代には、
学校中の生徒から嫌われていたけど、
椿と椿の母だけは彼女の味方でいた。

新潟では、
塾の生徒たちから嫌われてたけど、
ゆくえと赤田だけは彼女の味方だった。


そして…


ゆくえが講師をしてる現在の塾では、
クラスのみんなから嫌われ、
先生にも味方してもらえない希子ちゃん(白鳥玉季)に、
穂積くん(黒川想矢)だけが味方をしてます。

じつは、そういうところで繋がってる人たち。


「周りが嫌ってるから自分も嫌う」という同調主義にあらがうことの辛さ。



来週は、
紅葉と美鳥のエピソードが紐解かれるはずです。







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最終更新日  2023.12.03 11:22:20


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