テーマ:政治について(20088)
カテゴリ:政治
避難所での災害関連死のおもな原因は、
平時における行政不作為と、 非常時における行政不作為に大別できます。 とくに、 停電時の暖房不足、 断水時のトイレ不足、 仕切りがないことから蔓延する感染症、 手洗いが出来ないことによる食中毒などは、 どう考えても「想定内」の事態なのだから、 それにすら平時に備えていないのは、 あきらかな行政義務違反であり、 当然ながら賠償の対象になるはずです。 避難者の基本的人権や生存権を無視している。 ◇ これらを罰しないかぎり、 国や自治体の「棄民政策」には歯止めがかかりません。 とくに原発立地県では、 防災計画をないがしろにした経済政策が後を絶たない。 住民の生命や環境の保全が後回しになるからです。 万博やカジノの利権を優先し、 被災地の復興をないがしろにする政策についても、 それと同じことがいえる。 つまりは経済優先の人間疎外であり、 もっといえば、既得権益のための「棄地」「棄民」政策です。 ◇ いわゆる保守層は、 普段は "愛国保守" などと自称して、 やれ「尖閣を守れ、竹島を守れ」などと叫んでますが、 その反面、 原発の安全神話をばらまくことに貢献し、 フクシマの土地と住民を棄てたことへの反省はなく、 またも懲りずに原発の安全神話をばらまいています。 それどころか、 米国による原爆投下まで擁護して、 広島や長崎の反核運動のほうを批判したりしている。 これは、 戦時中の軍部が「一億玉砕」を主張したのと同じことで、 もともと保守層というのは、 国民の犠牲や国土の荒廃を何とも思わない連中なのです。 ◇ ひたすら原発の安全性や万博の経済効果を強弁するのも、 けっして国の繁栄を願ってのことではありません。 実際のところは、 ごく矮小な政治利権や一部業界の利益誘導のためです。 彼らをほんとうの「愛国保守」だと思ってはいけない。 むしろネトウヨやエセ保守は、 その "国賊的" な本性を隠すためにこそ、 やたらと他人を非国民呼ばわりしてみせるのであって、 それは彼ら自身の後ろめたさの裏返しにほかならない。 彼らこそが、本質的な意味での国賊なのだから。 経団連や日本維新もその類です。
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最終更新日
2024.01.13 09:20:07
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