カテゴリ:ドラマレビュー!
カンテレ「春になったら」最終話を見ました。
リアルに死期の迫った人の生前葬を、 《旅立ちの祝福》というコンセプトで挙行するのは、 ちょっとブラックな感じもするのだけど、 実際に、 そういう生前葬をする人はいるらしいし、 死ぬことをポジティブな《旅立ち》と捉えるのも、 ひとつの宗教観念なのかしら…? ◇ でも、まあ、 基本的には上手くまとまって満足度の高い終わり方。 脚本の構成としては、 「出産/死」「結婚式/お葬式」 …をめぐるドタバタな騒動を、 シンメトリックに、かつコミカルに描く設定。 それがとても上手く機能していたし、 それぞれのキャラの位置づけも明解で、 お手本のように整ったドラマだったといえる。 ◇ 現実には、 こんな綺麗な死に方のできる人は少ないでしょう。 しかも、父親から見て、 これ以上ないほど理想的な娘だよね… ってのが大前提としてあるし、 その意味では、一種のファンタジーだと思うけど、 こういう希望のもてるドラマも必要でしょう(笑)。 下町の父と娘のお話だったので、 なんとなく「朝顔」の続きっぽくもありましたが、 上野樹里&時任三郎の「朝顔」は、 全体に暗いトーンの作品だったのと違い、 今作は、つねに明るいトーンなのが救いでした。 お天気には左右されるけど、 野外ウェディングってのも洒落てますよね。 神社の参道をバージンロードにしたのも素敵。 ◇ 式にはケイト・ベネットなる女性歌手が登場しました。 毎回、劇中では、 男性歌手と思しき英語の曲も使われてましたが、 調べてみてもアーティスト名も曲名も分からないし、 ドラマのオリジナルだったんでしょうか?
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.26 21:05:44
[ドラマレビュー!] カテゴリの最新記事
|
|