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門脇麦×永瀬廉「厨房のありす」最終話。
自閉症の女の子の人情ラブコメに、 アストリッド風の謎解きサスペンスを加えたドラマ? …かと思いきや、 最後はけっこうスゴい話で、 実父がとんでもないサイコパスの極悪人だったのね。 ◇ それまでの内容も、 ゲイカップルの偽装結婚の話とか、 いろいろ詰め込みすぎって感じもしたけど、 まあまあ面白かったし、 最後はしっかりしたメッセージ性もあって、 なかなかちゃんとした結末でした。 ◇ 自閉症の問題もふくめて、 マイノリティの立場を肯定するお話でしたが、 それと同時に「非合理な家族神話」への批判でもあった。 極悪人の実父は、 「結局オレはお前の父親で、お前は人殺しの娘だけどな」 という捨てゼリフを残しましたが、 殺人犯でなくとも、 悪い親って子供にこういうことを言いがちだよね。 それは、親の傲慢さ以外の何ものでもない。 ◇ ヘテロセクシャルな実父よりも、 ホモセクシャルな養父のほうが良心的だったという結論。 たとえ血縁であっても、悪人まで親と思う必要はないってこと。 逆に、 たとえ親が仇どうしであっても、 その子供までが憎しみ合う必要はないってこと。 これって、 たんに個人の問題ではなく、 社会全体のコンセンサスの問題でもあるし、 もっといえば、民族間や国家間の問題でもあります。 ◇ 最後に主人公が言ってましたが、 食べ合わせの悪い食材どうしでも、 料理しだいでは調和させることができるのね! 知らなかった!! ありすのレシピブックも出てました↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.31 08:50:07
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