カテゴリ:NHKよるドラ&ドラマ10
NHK「燕は戻ってこない」第3話。
第1話にも、 ゆで卵や、お弁当のたらこや、 ペットショップの子犬が出てきたけど、 今回も、 卵の割れる音ではじまり、 卵焼きを食べさせるシーンがあり、 春画の話をしながら子羊を食べまくる。 なぜ「蘇州夜曲」が演奏されたのかは、 いまいち分かりませんでしたが…。 ◇ 5月12日の読売新聞に、 「卵子凍結」についての記事が出てました。 しかし、ネットでは一部しか読めません。 その代わりに、 去年のNHKの記事から抜粋しておきます。 卵子凍結では一度の採卵でなるべく多くの卵子を回収することを目指すため、卵子の発育と排卵を促す排卵誘発剤(錠剤や自己注射)を使用して、両方の卵巣で複数の卵子を育てます。一般的にホルモン剤は頭痛や倦怠感やむくみなどの副作用がある場合があります。採卵の前に細菌感染を防ぐために膣の消毒や洗浄を行い、それから卵巣内に細い針を刺して育った卵胞を回収します。麻酔から採卵までの時間は15分ほど。 採卵した全ての卵子が胚移植に使用出来るわけではありません。採卵しても卵子が凍結に適さず変性したり融解する際に破損したりしてしまう可能性があるからです。凍結未受精卵子を用いた胚移植で子宮内に着床する確率は17~41%。さらにそこから流産や死産などの原因によって、卵子1個あたりの出産に至る確率は4.5~12%です。卵子凍結には限界があり、必ず妊娠や出産できるわけではありません。卵子凍結をしたことで「かえって出産が先送りになるのではないか」という懸念も日本産科婦人科学会は示しています。 要するに、 卵子凍結には多額のコストがかかるだけでなく、 確実に子供が作れるわけではないし、 高齢妊娠における合併症などのリスクもある、ということ。 ◇ 第3話には、 ロシアとウクライナの話も出てきました。 代理出産は世界各地で広がっているのですが、全世界の4分の1以上を占めるまでに伸びているのがウクライナなのです。ヨーロッパ、特にドイツやイギリスの富裕層からの注文を受け、ウクライナの女性たちが出産のための代理母を務めているといいます。その報酬は赤ん坊1人を産むことで2万2,000ドル(約300万円)とのこと。 なぜロシアやウクライナで代理出産がおこなわれるのか? 第一の理由は、 「白人の卵子にしか需要がない」からだと思います。 黒人やアジア人の卵子には需要が少ないのでしょう。 その結果、 最貧の白人国であるロシアやウクライナが搾取の対象になる。 そのような国だからこそ戦争してるのだ…ともいえます。 国が代理出産を合法化するということは、 外貨や賄賂のために自国の女性の身体を売る、 …ということなのだと思う。 第三者の女性に産んでもらう「代理出産」。倫理面での課題から禁止する国が多い中、合法化した数少ない国にウクライナがある。世界中のカップルから依頼があり、生まれる子どもは年間約2000人と言われる。 売春や代理出産にかぎらず、 あらゆる労働について言えることですが、 いくら合意に基づく契約とはいえ、 その背景にあるのは、 つねに「富める者が貧しい者を搾取する」という構造です。 貧しい国の貧しい家に生まれ、 教育も受けられなければ、身体を売る以外にない。 代理出産王国のロシアとウクライナ「女性搾取ビジネス」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.06.17 19:13:06
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