カテゴリ:NHKよるドラ&ドラマ10
夜ドラ「VRおじさんの初恋」がいよいよ最終週です。
◇ 当初は、 VRのなかの2人だけの話だったのに、 しだいに、 穂波&飛鳥の父娘関係や、 澤田&加藤&荒井の職場関係や、 葵の中学生の友人関係など… いろんなリアル世界の人たちの問題を巻き込んでて、 最終週では、穂波の死を前に、 それらがすべて丸く収まりそうな感じ? いろいろ上手くいきすぎな気もするけど…(^^; ◇ ところで… 今回のドラマでは、 テーマ曲の「ハートビート」と「旅人」を、 C&K(Clievy&Keen)というユニットが歌ってます。 わたしは、 近年のJ-POPに不案内なため、 C&Kのことをまったく知らず、 てっきり「旅人」を歌ってるのは女性だと!! …なんと男性デュオだったのですね。 あらためてC&Kのことを調べてみたら、 わりとソウル寄りの男性デュオのようです。 一昔前ならCHEMISTRYみたいな感じ? もっと昔ならクリスタルキングとかの系統?? 男性デュオって頭文字「C」ではじまる決まりなの? (じつは狩人も「CARYUDO」だったりしてw) ◇ 主題歌の「ハートビート」を歌ってるKEENも、 けっこう高めの綺麗な声の人だと思うけど、 とくに「旅人」を歌ってるCLIEVYのほうは、 音域が完全に女声のように聞こえますよね。 見た目も男女デュオ?? ところが!! 写真や映像を見てみたら… わりと2人ともコワモテwww そういえば、 昔の黒人の甘茶ソウルなんかも、 歌声は綺麗なのに見た目がコワモテだったりして、 そのギャップが面白かったのを思い出します。 これって、 NHKの確信犯かもしれないけど… ナオキとホナミの物語を、 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」に重ねたのも的確なら、 それをC&Kの音楽に重ねたのも、じつに的確ですね。 つまり、性の区別が幻惑される感じ。 男か女か分からなくなって、 性別そのものが無化していく…。 ◇ だいぶ昔ですが、 金子修介の「1999年の夏休み」という映画があって、 あのときは、 萩尾望都の「トーマの心臓」の少年愛の世界を、 深津絵里をはじめとする少女たちが演じてた。 今回のドラマでは、 オジサンどうしの同性愛的な世界を、 井桁弘恵と倉沢杏菜の女優が演じてて、 なおかつ「銀河鉄道の夜」の少年愛に見立てながら、 それを女声のような男性ボーカルの曲にのせて、 二重にも三重にも性の区別を幻惑させてる。 C&Kの「旅人」は、 直樹のテーマとして作曲されたそうですが、 ドラマを見てる印象では、 どちらかというとホナミのテーマっぽく感じます。 しかも、わたしのなかでは、 ジョバンニとカムパネルラのイメージが、 完全に倉沢杏菜と井桁弘恵になってしまったので、 今回の「旅人」も、 死に際にいるカムパネルラの曲に聞こえてしまいます。 脳波的に味わうのかしら??!
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最終更新日
2024.06.17 19:12:53
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