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まいかのあーだこーだ

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2024.07.10
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カテゴリ:政治
NHK「ヒューマンエイジ 人間の時代」
第4集《性の欲望》を見ました。

こういうテーマを取り上げることは評価するものの、
現状の問題らしきものを脈絡なく取材しただけで、
番組としての明確な主張はとくに感じられなかった。



人類の性行動から繁殖期が消滅した理由。
なぜ人間は一年中セックスをするようになったか。

二足歩行をするようになり、
女性の骨盤が狭くなった結果、
未熟な子供が生まれるようになり、
その子を夫婦で育てる必要が生じ、
夫婦の絆を強めるために、
生殖のためのセックスではなく、
愛のためのセックスをするようになった


…みたいな話でした。

そして、
それを《一夫一妻制》の根拠にしていましたが、
いささか疑わしい理屈だなと感じます。




そもそも人間のオスは、
子育てに参画してるというより、
ただ餌をもってきてるだけでしょ。

そして、そういう行動なら、
人間以外のオスもやってるのでは?

▶ オスが育児をする意外な動物

オスに餌をもってきてもらうために、
夫婦が愛のセックスをするようになったのも、
たしかにありえる話ではあるけれど、
それが《一夫一妻制》の根拠だとは飛躍にすぎる。



一夫一妻制を、
まるで人間の本能と見なすかのような主張は、
まるで統一教会みたいで、
ちょっと怪しいイデオロギーに見えるのよね。

そもそも…

人間の女性は、
1人の男性に愛されたいと望む人が多いけど、
人間の男性は、
多くの女性を愛したいと望む人が多いのは何故か。

その非対称性をどう説明するのでしょうか?

かりに一夫多妻制であっても、
愛のセックスをすることによって、
オスからの餌の供給を期待することは可能でしょう。
実際、そういう形で成立してる共同体はあるのだし。


子育てをする生物は一夫一婦制を採るほうが有利らしい。



一方、現状の人間社会を見ると、
愛のセックスが夫婦の子育てに繋がってるとは思えない。

愛のセックスに現実的な効用がなくなってるなら、
それが消滅しても何ら問題はないし、
それがバーチャル化しても何ら不都合はないのでは?

ポルノ依存やAIセックスのせいで、
心因性のEDになる男性が多いのが問題だとすれば、
それは愛のセックスが消滅するからではなく、
むしろ生殖のセックスが消滅するからですよね。

つまり、少子化を加速させてしまう。

愛のセックスなんてのは、
それを望む人どうしがすればよいことであって、
ポルノ依存やAIセックスが加速することに、
さほどの問題があるとは思えません。

むしろ、
AIセックスが自殺や性犯罪を抑止するのなら、
その効果にこそ積極的な意味があると思える。



未来的な展望についていえば、
愛のセックスがバーチャル化する一方で、
生殖のセックスは人工化されていく可能性がある、
…ってことだろうと思います。



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最終更新日  2024.07.13 13:04:57


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