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まいかのあーだこーだ

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2024.08.11
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スポーツクライミング複合女子。
森秋彩は4位でしたが…

その点数の内訳を見ると、
あまりにも極端な結果だったことが分かる。


[B=ボルダー/L=リード]
ヤンヤ・ガンブレット(スロベニア/164cm)B84.4点、L84.1点:合計168.5点
ラバトウ・ブルック(アメリカ合衆国/158cm)B84.0点、L72.0点:合計156.0点
ジェシカ・ピルツ(オーストリア/165cm)B59.3点、L88.1点:合計147.4点
森秋彩(日本/154cm)B39.0点、L96.1点:合計135.1点
エリン・マクニース(英国/165cm)B59.5点、L68.1点:合計127.6点
ソ・チェヒョン(大韓民国/163cm)B28.9点、L76.1点:合計105.0点
オセアニア・マッケンジー(オーストラリア/173cm)B59.7点、L45.1点:合計104.8点
オリアン・ベルトーネ(フランス/164cm)B59.5点、L45.0点:合計104.5点



日本の森秋彩は、
「リード」では全体のトップなのに、
「ボルダー」がダブルスコア以上の差で負けた。
低身長の選手に不利なルート設定だったからです。

はなから金メダルなど狙いようのない戦いでした。

追記:とくにボルダーの第一課題は、
地面からのジャンプ力を要求する設定でしたが、
落下に備えたクッション性の地面である点を考えると、
そもそも、この競技において、
地面からのジャンプ力を要求するのが妥当かも疑問です。


ここまで不公平な結果が露骨に出ると、
ほとんど競技としての体をなしてないように思える。






今回のルートセットの担当者には、
数名の日本人が含まれてたようなので、
政治的な介入はなかったかもしれませんが、

理屈として考えれば、
政治的な介入の可能な競技だろうと思えます。

追記:逆にいえば、
日本人のルートセッターを加えることで、
見かけだけの「公平性」を装ったとも考えられます。


ゴルフのコース設計や、
マラソンのルート選定においてもそうですが、

事前にデータを分析すれば、
どういう設定がどの選手に有利/不利なのかを、
あらかじめ予測できてしまうからです。

とくにクライミングでは、
それを人為的に操作できる余地が大きすぎる。



この問題を解決するには、
ルートセットから「人為」を排除して、
なんらかの偶然性を導入する必要があります。

たとえば、
数個のホルダーからなる課題を複数そろえて、
そこから無作為に選んだ課題を組み合わせて、
全体のセットに仕立てるとか。

それと同時に、
身長差による公平性を計算して、
一定の基準内におさめる仕組みも必要でしょう。

競技の公平性を担保するための科学的な知見が必要だし、

男女ごとのルートセットを決める際に、
おそらく想定している身長があるはずなのですが、
(もしくは腕や脚を伸ばしたり広げたりしたときの距離)

それを公表する必要もあるだろうと思います。



そうでもしなければ、
出来レース(政治的な勝利)が可能だと思われてしまうし、
結果的には、つまらない競技と見なされて終わります。




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最終更新日  2024.08.13 03:26:32


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