カテゴリ:スポーツも見てる!
スポーツクライミング複合女子。
森秋彩は4位でしたが… その点数の内訳を見ると、 あまりにも極端な結果だったことが分かる。
日本の森秋彩は、 「リード」では全体のトップなのに、 「ボルダー」がダブルスコア以上の差で負けた。 低身長の選手に不利なルート設定だったからです。 はなから金メダルなど狙いようのない戦いでした。 追記:とくにボルダーの第一課題は、 地面からのジャンプ力を要求する設定でしたが、 落下に備えたクッション性の地面である点を考えると、 そもそも、この競技において、 地面からのジャンプ力を要求するのが妥当かも疑問です。 ここまで不公平な結果が露骨に出ると、 ほとんど競技としての体をなしてないように思える。
◇
今回のルートセットの担当者には、 数名の日本人が含まれてたようなので、 政治的な介入はなかったかもしれませんが、 理屈として考えれば、 政治的な介入の可能な競技だろうと思えます。 追記:逆にいえば、 日本人のルートセッターを加えることで、 見かけだけの「公平性」を装ったとも考えられます。 ゴルフのコース設計や、 マラソンのルート選定においてもそうですが、 事前にデータを分析すれば、 どういう設定がどの選手に有利/不利なのかを、 あらかじめ予測できてしまうからです。 とくにクライミングでは、 それを人為的に操作できる余地が大きすぎる。 ◇ この問題を解決するには、 ルートセットから「人為」を排除して、 なんらかの偶然性を導入する必要があります。 たとえば、 数個のホルダーからなる課題を複数そろえて、 そこから無作為に選んだ課題を組み合わせて、 全体のセットに仕立てるとか。 それと同時に、 身長差による公平性を計算して、 一定の基準内におさめる仕組みも必要でしょう。 競技の公平性を担保するための科学的な知見が必要だし、 男女ごとのルートセットを決める際に、 おそらく想定している身長があるはずなのですが、 (もしくは腕や脚を伸ばしたり広げたりしたときの距離) それを公表する必要もあるだろうと思います。 ◇ そうでもしなければ、 出来レース(政治的な勝利)が可能だと思われてしまうし、 結果的には、つまらない競技と見なされて終わります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.08.13 03:26:32
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