カテゴリ:漫画・アニメ
アニメ「烏は主を選ばない」の最終話。
いろんな謎を残しつつ、 大まかな世界観が示されたところで終わりました。 … 不知火は、 現代の人間社会の夜景でした。 八咫烏の世界は、 結界に守られてるものの、 肥大しつづける人間世界に侵食されてる。 人間世界が、 他の生物世界を侵食してる…みたいな構造は、 「もののけ姫」や「千と千尋」や「トトロ」に共通します。 いちばん分かりやすいのは「アリエッティ」かな。 この物語は、 それを《向こう側》から見てるわけですね。 ◇ 人間世界と八咫烏世界の境界には、 狂暴な猿がいて… 猿は、 八咫烏の娘も喰ってましたが、 それ以上に数多くの人間を喰ってる。 そして、八咫烏にとっても、 人間(仙人蓋)を摂ることには、 麻薬のような魅力がある。 そう考えると、八咫烏と猿は、 「敵の敵は味方」 みたいな関係ともいえます…。 ◇ 同時に、 八咫烏の世界は、 人間世界の縮図のようでもある。 朝廷の内部には権力闘争があって、 地上世界と地下世界の間にも綱引きがある。 … 小梅の母親の初音は、 八咫烏の娘たちを猿に売り飛ばしてたけど、 じつは彼女自身が、 幼いころに親から売り飛ばされた被害者であり、 八咫烏の世界から見捨てられた《無敵の人》。 毒親のもとに生まれて、 みずからも毒親になった人です。 そこには毒親の連鎖がある。 彼女は、 八咫烏の世界には恨みしかなかった。 むしろ「猿に感謝してる」と言ってましたね。 ◇ 初音は処刑されたんでしょうか? 真の金烏たる若宮は、 いかなる悪人でも八咫烏を殺せないそうですが。 … そして、 以下のXのリンク先は、 「アニメの冒頭と最後に関わる重大な場面」とのこと。 雪哉の出生の秘密も書いてある。 すまないな、とはっきりとした御内詞みうちことばを話し、大烏は首をかしげた。 やっぱり冒頭の大烏は若宮だった。 八咫烏は、 最初は卵から孵って、 しばらくは雛鳥として育つんですね(笑)。
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最終更新日
2024.09.23 22:50:59
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