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まいかのあーだこーだ

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2024.09.26
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カテゴリ:NHK大河ドラマ
NHK「光る君へ」第36話。
…いろいろと面白かったです。




彰子ちゃんの出産をめぐって、
伊周の呪詛 vs 集団祈祷の大バトル!!

SNSでは、
「伊周くん呪詛下手すぎw」と酷評されてますが、
あれだけの大人数にひとりで立ち向かったのだから、
なかなかの奮戦だったのではないかしら?

まあ、
現代医学的な観点でいったら、
本人の出産とは無関係なところで騒いでるわけで、
何やってんの?
…って話だけど、

当時の日記などにもとづいてるらしく、
あながちフィクションじゃないことに驚きます。

彰子が4月13日、内裏から道長の邸である土御門殿に退出すると、23日には安産を祈願するための法華三十講がはじまった。そこから5月22日までの30日間、朝夕2回の法要が営まれた。その間、5月5日に行われ、女人成仏の功徳が説かれるなどした「五巻日」は特に重要視され、道長の日記『御堂関白記』によれば、多くの公卿が出席したという。また僧侶の数は143人におよんだという。
藤原実資の日記『小右記』によれば、8月17日には土御門殿の井戸の上屋が突然倒れ、彰子の御在所内で犬が出産するなどの「怪異」があって、周囲は気が気ではなかったようだ。彰子の陣痛がはじまったときから、道長は物の怪の調伏を本格化させた。ここしばらく法華三十講をはじめ、土御門殿で法要に勤しんできた僧たちのほか、山からはありったけの修験者を集め、加持祈祷の体制を強化するとともに、陰陽師も集められるかぎり集めた。彼らの読経や呪文の声が寝殿を揺るがすほどだったという。
道長は徹底した物の怪対策を実施した。専門の僧と、彰子に憑いている物の怪を引きはがして移す「よりまし」と呼ばれる霊媒で物の怪に対処するのだが、通常は1組で済ませるところを、道長は5組用意した。「よりまし」は概ね10代の少女で、僧侶1人、よりまし1人、そして介添え役の女房の3人を1組とし、それを5組もうけ、彰子を取り囲ませたのである。
物の怪が乗り移るたびに「よりまし」はトランス状態になって大声を上げたり、駆けまわったりする。その様子は『紫式部日記』にも、修験僧が中宮様に憑いている物の怪を「よりまし」に移し、調伏しようとありったけの大声で祈り立てているなどと活写されている。お腹の子も平静ではいられないのではないかと心配になるほどの大騒ぎのなか、彰子は36時間の陣痛を経て、無事、男児を出産した。
https://president.jp/articles/-/86018

彰子ちゃんのご懐妊を後押ししたのが、
まひろ(紫式部)の書いた物語だと知って、
ききょう(清少納言)がメラメラと顔色を変えました。

紫式部と清少納言は、
犬猿の仲ともいわれるけど、
これまでは仲良しだっただけに、
どうなっていくんでしょうか??



まひろは、
最愛の道長とも一緒になれず、
夫とも死別して未亡人なわけだから、
他人を羨んでも仕方のない境遇だけど、

ただでさえ女の嫉妬が渦巻く宮中にあって、
けっして誰かを恨んだり僻んだりすることなく、
自分の能力だけで地位を築いてるのは、
とてもカッコいい女性だなあと思う。

ただ、
道長の度重なる"匂わせ"もあり、
まひろのほうが他人から嫉妬されてますね。
「まひろさんと道長さまはどういう関係??」
みたいな噂が立って、妬まれはじめてる。

これって、源氏物語でいえば、
ちょうど「桐壺の更衣」みたいな立場です。



実際、
一条天皇を「桐壺帝」と考えれば、
定子さんが「桐壺の更衣」になるのだけど、

道長を「桐壺帝」と考えれば、
まひろが「桐壺の更衣」ってことになり、
さしずめ「弘徽殿の女御」は倫子さんってことになる。

まひろは、
すでに「桐壺の更衣」の部分を書き終えてて、
宮中の人たちは、それを読んでるかもしれません。


https://www.10000nen.com/media/55819/


一方、
彰子ちゃん&敦康親王の関係は、
さながら「藤壺&光源氏」みたいですが、

敦康親王は、
彰子ちゃんとの関係が変わることを心配してます。

子が産まれたら、私と遊ばなくなるのでしょう?
そのようなことはございませぬ!
私は中宮さまの子ではありません。まことの子がお産まれになれば、その子のほうが愛おしくなるのは道理です。
親王さまがほんの幼子であられた頃から、親王さまと私はここで一緒に生きてまいりました。帝のお渡りもない頃から、親王さまだけが私のそばにいてくださいました。この先も 私のそばにいてくださいませ。子が産まれても、親王さまのお心を裏切るようなことは消してございませぬ。

彰子ちゃんは、
敦康親王への親愛は揺るがないと誓いますが…

彰子ちゃんが男児を産んだことで、
彼の皇位継承者としての地位が後退するのは事実。
伊周や清少納言は、それを苦々しく思ってる。

しかし、裏を返せば…

だからこそ、まひろは、
そんな境遇の敦康親王をおもんばかって、
ライバル側である彼のことを、
「臣籍降下した光源氏」に見立てて、
彼を主人公に物語を書いたように思えてきます。




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最終更新日  2024.09.26 09:02:09


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