2110778 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2024.10.22
XML
カテゴリ:ドラマレビュー!
TVerで「パパ活」を見てます。
2017年のFOD配信ドラマ。



全8話のうち第6話まで見ました。
以下は、そこまでのネタバレです。

10年前に10才の娘を事故で亡くした夫婦。
大学教授の夫は、
死んだ娘と同い年で同じ誕生日の女子大生と不倫してる。
一方の妻は、夫の親友でもある元カレと不倫してる。
じつは死んだ娘は、夫ではなく元カレの子供。

すでに夫婦の関係は冷え切ってるけど、
妻に離婚の意思はなくて、
夫とは悲しみの絆で深く繋がってると思ってる。






野島伸司&飯豊まりえのコンビなので、
この仕事が去年の「ナンウマ」に繋がったのでしょうね。

霧島れいかの不倫妻のキャラは、
濱口竜介の「ドライブマイカー」に繋がってる気もする。

大学教授と女子大生の恋愛という意味では、
93年の「高校教師」のテーマの延長でもあるし、

台詞のなかに何度か「ストーカー」という言葉が出てくるので、
渡部篤郎の作品としては、
97年の「ストーカー逃げきれぬ愛」を意識してる感じもある。



ただ、
去年の「ナンウマ」に比べると、
作品のクオリティは見劣りがします。

出会い系が偶然のきっかけとはいえ、
教師と教え子の関係になってる気持ち悪さが否めないし、
フランス語教授って設定も、いかにもな感じ…。



基本的なコンセプトは面白いのだから、
もっと落ち着いて書けばいいと思うのだけど…

悪い意味で野島伸司のセンセーショナリズムが鼻につく。
相手の裏をかくようなダイアローグを弄しすぎてるし。

演出も上っ面で、拙速で、雑な印象です。
脚本の内容を十分に咀嚼してるとは言いがたい。



女子大生(飯豊まりえ)は、
「亡き娘への幻想」をぶち壊してやろうと、
あえて本当の娘っぽく悪態をつくものの、
彼女のほうが大学教授の男に「父親への幻想」を抱いてしまいます。

以下は、そのときのセリフ。
娘がいる大変さを目の当たりにしてもらおうって…。そのときの先生の顔がね、なんかとっても傷ついた顔してた。
信じられる? 私のことを本当に自分の娘のように思おうとしたんだって。パパかと思った。私も変な話「この人、本当のパパかも」って、一瞬、錯覚しそうになったんだよね。
ウチ、実の父は浮気して再婚したから家に全然いつかなかったんだよね。そういう、くすぶってた気持ちっていうのが、先生の顔とあの目を見たら「こんな風に構ってくれるんだ」「私の一言で傷ついちゃうのってイイな」「胸が痛いけど、こんな風なのイイな」って。
まあ、とにかく愛情っていうの? 疑似体験して。…狂おしい人。

そして以下は、
夫との不倫を知らされたときに、
(霧島れいか)が女子大生に放ったセリフ。
あの人が今幸せだと思うの?あなたもずいぶん自惚れてるのね。逃げてるだけよ。いっとき苦しくて逃げてるだけ。私が芳樹(=元カレ)に抱かれるのとまったく同じ。
私と彼とのなかに割って入ったつもり?
芳樹もそうよ、自惚れてる。私にプロポーズしたの。笑っちゃうわ。私たちの世界に入れる人間など、どこにも存在しないの。もっと、ぜんぜん違う次元で結ばれてるのよ。それは不幸な次元じゃない。他人が見たらそうでも、私たち2人にとっては違う。誰も味わうことのない、誰も見ることのない景色を私たちは見てるの。

このあたりの心理はとても面白いのですが。





にほんブログ村 テレビブログへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.10.22 16:06:51


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

日記/記事の投稿

カテゴリ


© Rakuten Group, Inc.
X