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TBS「あのクズを殴ってやりたいんだ」第4話。
7年前の試合で、 海里が死なせたのは平山大地(大東駿介)でした。 もともとは海里の兄貴分だったのに、 大地が別のジムに移って対戦相手になったのですね。 そして、 海里が毎月の送金をしてたヒラヤマミチエは大地の母。 でも、まだ登場はしてません。 県会議員の富岡(橋本じゅん)との関係もまだ不明です。 ◇ 今回は、最後のほうで、 友人の撫(玉井詩織)と、羽根木会長(渡部篤郎)が、 ちょっとダークな一面を見せてました。 でも、これは、 たぶんミスリードの意味合いが強いかなと思う。 撫は、大葉(小関裕太)のことが好きだし、 大葉は、ほこ美のことが好きだから、 三角関係から嫉妬が生じるのは仕方ないけど、 それほど根深いものとは思えません。 かたや羽根木会長のほうは、 海里を苦しめつづける過去の不幸を恨んでるのか、 それとも、 大地がジムを移籍したときに何か確執があったとか? ◇ それにしても… ほこ美にとって、 「殴る」ことの意味がどんどん変わってますね。 もはや復讐じゃありません。 あくまでラブコメ的には、 《憎むべき相手を愛してしまう》 みたいなロミジュリ的な構造があり、 《見た目はツンだけど内心はデレ》 みたいな少女漫画的な側面もあるので、 そこからいうと、 ほこ美にとって「殴る」ことは復讐ではなく、 たとえ本人は自覚してなくても、 小学生の男の子が好きな女の子をいじめるのと同じで、 いわば「恋心の裏返し」にほかならないから、 《クズ男なのに好き!》《殴りたいのにキュン!》 …みたいな話なのだけど、 海里の精神的な部分に触れれば触れるほど、 そういうラブコメ的な次元をも超えてきてる。 ◇ いまや「殴る」ことは、 相手を敬うことでもあるし、 自分との闘いでもあるのだけど、 その反面、一歩間違えれば 取り返しのつかない傷を背負うことでもある。 でも、現在のほこ美は、 「海里やゆいと同じ景色を見るため」に、 なおも殴ることを諦めようとしません。 そして、この流れからいくと、 最終的には、 海里がセコンドになって、 ほこ美がリングへ上がるような気もする。 そうなると、 スポコンの要素がいっそう強まるはずですが、 まだちょっと先は読めません。 ◇ なお、余談ですが、 このドラマにかんして、 「ほんとうに殴るべき相手は元婚約者ではないか!!」 …みたいなことを大真面目に論じてるライターがいました。 ※光文社の『SmartFLASH』です。 ラブコメ枠なのに、 半沢直樹の敵討か何かと勘違いしてるのかしら?? ああいう記事を読むと、アタマが悪すぎてうんざりします…。
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最終更新日
2024.11.06 10:31:31
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