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松本穂香×鈴鹿央士「嘘解きレトリック」。
第5話は前回の《真相解明》編ですね。 資産家の夫が、 妻にも内緒で三つ子を育ててた! …というオチ。 ◇ 実際、かつての日本では、 多胎児への忌避感が強かったらしく、 里子や間引きがおこなわれることもあったとか。 でも、さすがに、 母親自身にも隠して育てるってのはありえない。 まあ、しょせんは漫画原作なので、 細かいツッコミどころは大目に見る前提ですね。 ◇ 以下は、真相ネタバレ&脳内補完です。 エコー診断もなかった時代に、 なぜか双子の可能性を察知した夫は、 よその村の大きな屋敷を買い取り、 外部から産婆を雇って極秘出産させた? 産まれたのは一卵性の三つ子で、 なぜか母親も区別できないほどホクロの位置まで同じで、 一人娘の「品子」として育てるプロジェクトを開始? 山の斜面ギリギリの場所に娘のための離れを増築し、 さらに外部から数十人の人夫を雇って、 離れの裏に極秘の隧道を掘らせて、そこに隠れ部屋を設置? 品子A・B・Cのうち、 母親には交代でひとりずつ育てさせ、 ほかの2人は外部から雇った乳母に育てさせた? 品子A・B・Cは、 母親との日々の出来事を共有して口裏を合わせ、 1人が怪我をしたら他の2人も同じ怪我をして、 母親に三つ子だと悟られないよう振る舞った? 外部から雇った女中には、 娘&人形の2人分の食事をつくらせて、 3人が2人分の食事を摂る生活? その結果、人形の食事も消える怪現象が日常化? しかし、 食事に殺鼠剤が混ぜられた日には、 なぜか品子Cだけがそれを食べて死んだ? 隧道のなかの隠れ部屋は、 雨風はしのげても、寒さをしのぐのは厳しそう? ◇ …ってことで、 月9にしては、 だいぶ子供だましな内容でしたが、 考えてみれば、もともと月9って、 案外、子供向けの枠だったのかもしれません。 ◇ 片岡凜は、 朝ドラでは一人二役でしたが、 今回は一人三役でした。 たいした演じ分けでもなかったけど。 そして今回は、 三毛猫いなりちゃんの出番なし!! 世界的に多胎出生率が低かった日本のような地域では、迷信として古代や近世において忌避感が持たれた地域もあった。しかし現代の日本社会では双生児出生率が向上し、そのような双生児に対する隔意は一般には無くなった。 日本では双子が生まれる事を「男女の双子は前世で心中した男女の生まれ変わり」「一度に二人も三人も産むのは犬猫の仲間」などの意味から「畜生腹」と呼び、忌み嫌う地域が多かった。地域によっては戦前までは里子に出したり、間引きが行われ警察沙汰になることもあった。また、「黄身が2つある卵を食べると双子が生まれる」など、双子ができることを回避するための迷信も多かった。こういった双生児に対する偏見は昭和30年代ごろから薄れてきたと言われている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.05 14:42:03
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