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火影はSF小説が大好き。
幼少の頃に見たベルヌの宇宙戦争や海底二万哩の映画を思い出す。 さて最近のSFジャンルの作品において 天文学的距離を一瞬にして宇宙船が到達する超高速航法が多数の作品に描かれています。 小説ストーリーの転回がテンポ良く進むため、ワープ航法などとして多用されています。 とくに光年単位以上の遠距離に対しては大変便利な方法です。 しかし、良く考えてみると。大きな欠点があることに気がつく。 たとえば地球から約239万光年の距離に位置するアンドロメダ星雲を目標とした場合を考えると。 (1)仮に一瞬のうちに到達できたとする。(論点の前提) (2)しかし、地球で観測できるアンドロメダ星雲は239万年前の姿です。 したがって、地球を出発している時間にはもう爆発して消滅しているかもしれない。 239万年前の古い観測データーをもとに、目的地へ向かうことなどはとても危険。 この難点を解決するには以下の用法が、考えられています。 (1)遠距離を一気にワープするのはハイリスクなので、近距離を小刻みに繰り返す。 その際、惑星軌道などの計算をして、目標を確実に捕捉し、無事到着できるようにする。 (2)超高速通信を使用したレーダーで目標の状況を事前に察知する。 さてどうですか? (1)の場合、太陽系内の航行にはたしかに有用かもしれないですね。 しかし近距離といえど、数分~数時間前の観測データーを頼りに、航行するのはやはりリスクが伴います。 (2)の場合、目標現地にレーダー基地を設置し、空域のデーターを超高速送信してもらえば可能かもしれません。 しかし、この方法も、未到達地域では基地建設が出来ない為、無理でしょう。 また、超高速通信が可能かどうかについては、いろいろ矛盾が出てくるようです。 まして、超高速レーダーについてはそれ以上に、むつかしいようです。 以上の論点から、超高速航法はそれ自体、理論上も無理ですし、仮に可能だとしても現実の運用は出来ないことになります。 SF好きの火影としては少しがっかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年12月04日 17時24分10秒
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