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愛媛・伊予市女性遺体事件 逮捕の4人「ばれるのが怖く隠した」
フジテレビ系(FNN) 8月16日(土)18時35分配信 によると 愛媛・伊予市で17歳の少女が押し入れから遺体で見つかった事件で、逮捕された36歳の女とその長男など、4人が「ばれるのが怖くて、遺体を押し入れに隠した」などと供述していることがわかった。 事件の前から、警察や市が、異変を把握していた中での今回の事件、対応に問題はなかったのか。 被害者の友人は「嫌われる子ではなく、いいやつだと思っていた」と話した。 伊予市の市営団地で、17歳の大野裕香さんが、和室の押し入れから、遺体で見つかった事件。 体には、全身に殴られたようなあざがあったという。 16日午後、送検された36歳の女やその長男など4人は、警察の調べに「ばれるのが怖くて、遺体を押し入れに隠した」という趣旨の供述をしているという。 女の家族を知る人は「うるさいと言ったら悪いが、ギャーギャーしている。近所の人には、有名。けんかが多い」と話した。 近所では、これまでも「子どもが騒いでいる」などの、警察への相談が絶えず、2013年9月以降、6件寄せられていた。 7月19日には「少女が暴行されている」との通報があり、36歳の女の家に行ったものの、応答がなかったという。 その後、電話で連絡がついた際、女は、「茶髪の女性は1、2週間前から出て行って、今はいない」、「自分の家には、人がよく出入りするので、けんかがよくある」などと話したという。 伊予警察署は「さらに踏み込んだ対応をすべきだった」とコメント。 さらに、市や児童相談所も、この状況を把握していた。 大野さんの両親は、2012年4月ごろから3回にわたり、児童相談所に相談。 2013年12月には、女の自宅で、大野さんの姿を見かけたという。 会見で、児童相談所は「(居候というような(ことをしていた)?)姿は確認をしている。警察に保護を依頼されてはどうですかという助言はしました」と話した。 7月18日には、近所の住民から、市に「このままでは(大野さんが)殺されるかもしれない」との連絡。 以降、担当者が、複数回にわたり、この女の家を訪れていたものの、女に会うことはできなかった。 大野さんの父親は「わたしたち遺族は大変、心を痛めております。深い悲しみの中におります」と、心境を明らかにした。 警察は今後、大野さんが死亡した経緯についても、慎重に調べを進めることにしている。 ---------------------------------- 前日の日記に記したように 事件が明るみに出ない限り、すなわち死んでからでないと 警察では対応できないでしょう。 もちろん児童相談所でも無理でしょう。 今回のような案件に対応できる法律は、残念ながら「消防法」しかありません。 数年前の日記にも書きましたが 大阪西区堀江で、マンションで母親の育児放棄により幼児2名が餓死した事件も 近隣からの通報が警察や児童相談所であったため、手遅れになり、二人とも餓死してしまいました。 もし、初期通報が119通報であったなら、はしご車または救助隊が即時出動し、上階からベランダへ進入して、安否を確認し、保護すなわち救命できたはずでした。 このケースでは、事件を認識した警察からの通報で消防救助隊が出動し、ベランダから内部に進入し、餓死した遺体になってしまった幼児を収容しました。 消防隊員は、もし119番通報してくれていさえすれば、生きた状態で救出できたのにと悔しがったと推察されます。 犯人の逮捕や暴力の抑止は警察の仕事 しかし子供などの命や身体の危機が関係する事、救助救助業務は消防の仕事と認識してほしいと思います。 児童相談所は文字通り相談所であって、実力実行部隊は有していませんので、緊急対応できません。 神戸市消防管制室(119通報担当)で仕事をしたものとして、たとえ間違った通報であっても、出動させました。嘘かホントか、とにかく現場へ行ってみないとわからないからです。 そして、安否確認をすませ、異常なしまたは無事であったとの現場報告を受け、ほっとしたものです。 誤報や虚報は全く気になりません。 前日も書きましたが、100回偽通報があっても、そのうち1回でも真実があれば、救命できれば、消防の任務を全うした事になると考えるからです。 元神戸市消防管制室 消防司令補 藤原潤一郎 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年08月16日 20時22分39秒
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