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「府会・市会議員は市民の声を行政に届け府・市政に反映させる」
これは議員の第一の役割であると思われてきた。 そのため、大阪市では高齢者パス制度ができ また、不採算地域にバス路線ができ、乗客なしの赤バスが走り回る事態となってしまった。 橋下市長になってからは、高齢者パスは一部有料となり、赤バスは全廃された。 これはこれで良しとしよう。 問題にしたいのは冒頭に挙げた市会議員の役割である。 市民の声すべてをを忠実に反映して実行させれば、当然ながら大阪市の財政は湯水のように消費される。 市会議員は大阪市の金を地元に落とせば落とすほど、選挙民の支持が得られるとの利権型の構造が、従来からの政治スタイルであったといえよう。 かつての高度成長期には大阪市の財政も豊富であり、議員の要請に答えることができた。 しかし、低成長期に至り、右上がりの財政拡大が望めない以上、 市民の期待のすべてには応えられない。 市会議員ががんばって市民の声を集め、市政に反映させようとして、 すなわち大阪市の金を使わせようとしても 「無い袖は振れない」 となってしまう。 つまり、市会議員の役割を今一度見直す必要がある。 大阪市の支出を増加させればさせるほど、良い議員であるとの認識を 議員だけでなく選挙民側も改める必要がある。 では、議員の役割は何を重点とすべきか? 一つは、従来の財政支出一辺倒ではなく 財政収入を増やすことを市長に提案することである。 二つには、市民の知恵を集め、政策を市長に提案すること 三つには、条例制定権者として自らの政策立案能力を高め、かつ市職員に負けない行政能力と知識を身につけることであろう。 一例をあげてみよう。 大阪維新の会オンリーの協議委員が決定した大阪都構想の協定案について、大阪府の職員が起案したことが見え見えであり、市町村や特別区側の視点が全く欠けた、一方的な内容となっている。 これに対し、大阪市議会の野党側議員も、内容にほとんど触れず、まともな議論をせずに否決してしまった。 与党野党双方とも、なぜもっとみずから勉強して、公務員に頼らずに、よりよき大阪都をめざすことができないのか。 まことにもってだらしがない限りである。 大阪維新の会も、自民・民主・公明・共産各党もすべての議員は、もっとしっかりせよ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月16日 23時07分56秒
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