『恐るべき子供たち』 ジャン・コクトー
ヘンな映画の次はヘンな小説だずー(謎)で、これ、有名なタイトルだずー。ジャン・コクトーも有名だず。で、詩人じゃなかったっけ?と思ったら、詩も書くし、いろいろやってる人だったずー。会話も出て来ないわけじゃないけど、会話無しの説明でどんどん話は進んで行くずー。表現が回りくどいと言うか、詩的で、やっぱり詩人だなと思ったず。それとも、訳者のせいか?とも考えたけど、時代のせいかもしれないと思ったず。初版は昭和28年だずー。実は図書館でもらって来た本で、茶色に黄ばんでいるずー。それでもこれは平成5年の本だず。ポールとエリザベスと言う姉弟が出て来るず。最初はポールが主人公なのかと思ったず。病気のお母さんが急逝してしまったけど、お医者さんの好意で2人は自由な生活を続けているず。自由と言うか、自堕落だったりするず。エリザベスが「あたし、働くわ」とか言い出した時は、このおねえちゃんは真っ当な人なのかと思ったず。駄菓子菓子。段々、エリザベスの方がハバをきかせて行くず。ポールにはジェラールと言う友達が、エリザベスには職場で知り合ったアガートと言う友達がいるず。そしてその2人も、エリザベス達の生活に入り込んで来るず。そして、いつしか、ポールとアガートはお互いに魅かれ合っていたのざました。後はネタバレになるので止めるざます。読み終わってから知ったざますが、訳者は東郷青児ざました。だから詩的だったのざましょか。