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カテゴリ:ちょっと自然と環境の話題
今日の金沢は雨、F1をやっていた富士スピードウェイも雨、そして講演で午前中行ってきた白川郷も雨でした。
予告どおり、アルピニストの野口健さんの講演をトヨタ白川郷自然學校で聞いてきました。 この人面白いですねぇ~~。清掃登山とか、環境問題とか、堅い話かなぁって思っていましたが、それをとても面白おかしく話していました。さすがバラエティー番組が放っておかないわけだ。 彼が何でエベレスト清掃登山を始めるようになったか、そしてその活動でシェルパが3人も亡くなっていること、それでもシェルパたちは、ネパールの象徴であるエベレストをきれいにすれば、きっとネパール全体がきれいになるだろうと活動存続を希望した話、それから富士山や小笠原へと活動が広がったことなど、本来ならば重苦しい話をウイットにとんだユーモアを交えて話されていました。 聞いていると、山に登ったら「せめて休憩したところに落ちているゴミくらいは拾って帰ろうかな」って気持ちに素直になれました。 野口さんの話によれば、環境問題を語る人は理屈が多くて話がすすまないということもあるとか。確かに難しい話と建前論ばかりを言う人も見かけますね。 その点、野口さんは、「環境問題は理屈じゃなくて、感覚的に考えた方がわかりやすい」といいます。 エベレストのシェルパ達は最初、清掃登山に理解を示しませんでしたが、実際にやってみて、「何かが変わった」と感覚で識ると、これだけの犠牲を払っても、それでも続けていかなければならないとことだと思うようになったといわれます。 「お父さんは今エベレストをきれいにしている。この山がきれいになればきっとお前が大人になる頃はネパール全体がきれいになっているぞ」。 これは、亡くなったシェルパのひとりが子どもに言ったことだそうです。山をきれいにするという心がここまで人を動かす可能性がある、それが本当であれば、環境問題は解決に向けて大きく前進するハズです。 環境問題を語るのを聞く上で、違和感を感じることもたくさんありましたが、野口さんの講演は、「なるほど」と思うばかりでした。久しぶりに面白い講演を聞け、大満足。 もし、野口さんの講演会を聞ける機会があればぜひ参加してください。おすすめですよ。 ※ちなみに、野口さんはたまにネットで自分の名前を検索して、何が書かれているのかチェックしているみたい。このブログがヒットしたら笑えますね~~。まあ、せめて確率がアップするようにタグに入れておきます。野口さん、これを読まれたらコメントくださいね~~(笑) 先日撮影した羊さんがいっぱいの空。まあ、行儀よく並んだことで (本文とは関係ありません《笑》) ◎豆本・オリジナル手帳・製本 豆本工房 わかい 人気blogランキング参加中 よろしければクリックしてくださいませ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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