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テーマ:北陸の旅(173)
カテゴリ:北陸周辺の旅
今日は昼間は仕事でしたぁ。世間じゃ三連休だというのに。
さあて、気を取り直して昨日に続き、舳倉島の様子を紹介します。 島の家はほとんどが木造で平屋建てが多い。ほとんどの家の屋根(トタンも瓦もある)には漁で使わなくなったロープが置いてあるが、これをおくと風で屋根が飛ばされなくて済むそう。 島を代表する観光スポットである竜神池。池の底が竜宮城につながっているといわれ、水が枯れることがないそう。これだけ海に近いのに池の水は真水に近いというから不思議である。 島の電柱はほとんどがこの丸太にコールタールを塗ったもの。昔は電柱といえばみんなこれだったが、いつの間にか見かけなくなった。島にはかつて風力発電所を作る計画があったそうだが、渡り鳥への影響から断念し、小さな火力発電所が稼動している。 島の分校の校庭には二宮金次郎と丸いポスト、そして木造の校舎とタイムスリップさせられます。現在は休校中ということで草が伸び放題となった校庭が淋しい。 島民はほとんどが漁師か海女さん。庭先にはいろいろな漁具が置かれているが、その中には今では珍しいガラス製の大きなブイがあった。 島の人口は200人ほど。ほとんどの人は輪島市の本土にも家があり、夏場だけここで漁をして過ごすという。離島というと閉鎖的なイメージがあったが、ここの島民は人懐っこくて話好き。挨拶をするとみんな屈託のない笑顔で挨拶を返してくれる。そんな些細なふれあいが旅行者には良い思い出になるものだ。 9月までのアワビ漁も終わり、今日の定期船で本土へ帰るという海女さんのいろいろな道具を見せてもらった。手前のロープは命綱。深いところへもぐる時は、これをつけて船上にいる旦那さんが合図をすると引き上げてくれる。話を聞いたお母さんは70歳代。島には90歳代で現役の海女さんもいるというから驚く。今日帰ると今度島に来るのは来年の4、5月頃だという。 港で水揚げ風景を見せてもらう。写真じゃ判り難いが、この真鯛の大きさは半端じゃない。民宿の壁に掲げられた巨大な鯛の魚拓の数々、今まで見たことない大きさにびっくりしたが、漁師さんたちはそれに勝るとも劣らない大きな鯛を毎日釣り上げている。これぞプロの技である。 明日、山へ行く予定なので、次回の更新はその話になるかもしれませんが、舳倉島の話はまだ山ほどありますのでもう少し続けさせてくださいね。 ◎豆本・オリジナル手帳・製本 豆本工房 わかい 人気blogランキング参加中 よろしければクリックしてくださいませ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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