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カテゴリ:食べ物の話
11月はいきなり雪が降ったりして、今年の冬はどうなるのかな? って心配になりましたがそれからの冬の歩みはだいぶ遅くなり、天気予報ではマークが付くものの、雪が降るほど寒くはないような気がします。
金沢って「雪国」ってイメージが強いから、これからの時期、全国からやってくる観光客の皆さんは、雪の兼六園を見たがりますが、真冬でも雪がない時の方が多いんじゃないでしょうか? 地元に住む私でさえ、一度も雪景色の兼六園は見たことなりですし(笑)。旅行パンフレットにあるような雪が積もった雪吊り(木の枝が折れないように放射状に縄でつっている北陸地方に多い雪対策)の姿は運がよくないとなかなか見られませんのでネ。 さて、今日は加賀野菜関係の方が一堂に会したパーティーに出席してきました。 加賀野菜は、何度かこのブログでも紹介してきましたが、全国にある「伝統野菜」あるいは「地野菜」といわれるものひとつ。 その土地で脈々と種を取り作り続けられるうち、自然に、あるいは人為的に品種改良が行われ、その土地にしかない品種ができます。同じ大根やかぼちゃ、ネギでも微妙にあるいは大胆に違う野菜が、実は全国各地にあるんです。でも、形のそろわないそんな野菜の多くが大量輸送の時代に淘汰されて、絶滅してしまいました。 その野菜の良さを早くから見抜き、種の保存に努め、ブランド化して付加価値を高めることに成功したのが、京野菜であり、加賀野菜です。他にも、大阪や愛知などもたくさんありますね。この野菜がなくなると作れなく郷土料理もあるんです。実は貴重な文化遺産ともいえるんですね。 そんな会合に出たら加賀野菜が食べたくなりました。 これからの時期はなかでも源助大根のおでんが最高ですね。 源助だいこんは、加賀野菜15品目のひとつで、戦前に金沢市の松本さんという篤農家が愛知県の早生種と在来の練馬系打木ダイコンとの自然交雑によってできたものを選抜して育て上げたものです。 ずんぐりとした円筒形が愛らしく、肉質が柔らかく肌がきれい。だいこんらしい歯ざわりを残しつつも煮くずれしにくく、煮物にはうってつけなんです。 ★いろいろな大根の地野菜の食べくらべはいかが? 大根尽くし、食べ比べセット 加賀野菜 源助大根+京都 聖護院大根+能登赤大根 能登娘 ◎豆本・オリジナル手帳・製本 豆本工房 わかい 人気blogランキング参加中 1日1ポチお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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