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2007.12.26
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カテゴリ:旅行の話
 クリスマスの読売新聞にこんな記事がありました。

「フランダースの犬」日本人だけ共感…ベルギーで検証映画

 ネロ少年はクリスマスイブの夜に、アントワープの大聖堂で、一度目にしたかったルーベンスの絵を見て、愛犬パトラッシュと一緒に天に召されたんでしたね。

 ああ、こうやって書くだけでもそのシーンを思い出し涙が涙ぽろり

 でも、この記事によるとこの結末を理解できるのは日本人だけだとか。欧州では「負け犬の死」と捉えられてしまうと書かれています。この物語、アメリカでは過去に5回も映画化されているそうですが、全てハッピーエンドに書き換えられているそうです。

 今回、そのフランダースの犬がなぜ日本人にだけ受け入れられるのかを検証するドキュメンタリー映画をベルギー人の映画監督が制作し、実際にアントワープの大聖堂で上映するそうです。

 悲しい結末の原作が、なぜ日本でのみ共感を集めたのかは、長く謎とされてきた。それをこのドキュメンタリー映画が解明を試みたんだそうです。

 ふむ、日本人である自分には、当然のように共感して涙する、改めてその理由なんか聞かれても判りませんねぇ。

 でも、悲しい結末によって、そこに至ったさまざまな出来事のことを考える機会を与えてくれ、自分も成長してきたような気がします。

 そんな私にはフランダースの犬にハッピーエンドなんて想像付きません。面白いのかな?

 ちなみに、私は15年ほど前に、アントワープで本物のルーベンスを見たことがあります。

 その時に撮った写真が出てきましたので、アップしますね。シャッターを押しながら、思わず目頭が熱くなりましたよ。

ルーベンス.jpg
 ノートルダム大聖堂 ルーベンス作「キリストの降架」
 【KONICAMINOLTA α707i】



 クリスマスの映画というと思い出すのが、巨匠テレンス・ヤングのメガホンで撮られたフランス映画「クリスマス・ツリー」もあります。この映画は「フランダースの犬」以上に悲しい結末ですね。


★ベルギーのもうひとつの思い出、やっぱりゴディバかな(笑)


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最終更新日  2009.01.02 19:47:10
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