|
テーマ:日々自然観察(9774)
カテゴリ:ちょっと自然と環境の話題
今日、仕事で福井へ。
福井というとずっと前から気になっていた温泉があります。 「天谷鉱泉」といい、皮膚病に特効のある温泉として知られています。 この温泉の情報はもともとネットで知りました。ネットがなかったらきっと出会わなかった、きっと秘湯といわれるところでしょう。 でも、ネット上ではここはけっこう有名なんです。 何でもお湯の温度がとにかく熱くて(鉱泉だから当然沸かしています)、普通じゃ入れない、そんなことで評判になっているみたいです。 どっちかというと、熱いお湯は好きですが、さすがにここは……と尻込みしていたら、越前町役場のホームページに「天谷鉱泉の営業終了のお知らせ」が!! ネットで出会い、ずっと気になっていた温泉の終焉のニュースもネットで知る……。世の中ネット社会なんだと、変に納得してしまいました。 さて、福井へ行く途中、前から気になっていた加賀市の「ふゆみずたんぼ」を訪ねてきました。 ふゆみずたんぼとは、冬も水を張っている田んぼのことで、そうすることで、除草剤などの農薬の使用量を減らし、有害な重金属の吸収を抑制したり、微生物の活動が活発になることで化学肥料の施肥量も減らせるというものです。 さらに、水をはった田んぼはカモなどの水鳥の格好の餌場となります。田んぼには落ち籾や二番穂など、水鳥の餌となるものがたくさんありますが、水鳥はクチバシが平たくて水がないと餌をとることができません。そのために水が必要なのです。 水をはった田んぼには餌を求めてたくさんの渡り鳥がやってきます。写真の通り、すごい数の鳥が飛来しています。芋洗いならぬ、鳥洗い(笑)。 この鳥たちがするフンがまたいい肥料になります。 農薬や化学肥料が減らせて、田んぼの生き物も増え、絶滅の危惧もある渡り鳥の保護にもなり、環境に良い農業と、一石何鳥にもなりますね。 でも、いいことばかりではないようです。 冬にずっと水をはると田んぼに機械がはまり込んでしまい、トラクターなどがうまく使えないという話も。そのために冬の間、田んぼの水を抜いて乾燥させているといいます。 重労働を軽減してしてくれる機械がなければ今の農業は成り立たないでしょう。それ以外にもネックとなる問題はいろいろとあるのかも知れません。 でも、このふゆみずたんぼ、もっと普及して欲しいなぁと感じます。 田んぼの水面が光り輝くように、これは将来を明るく輝かせる、そんな気がします。 ★ふゆみずたんぼの先進県、宮城県のササニシキ 自然の恵み100%のお米【平成19年度産 新米】ふゆみずたんぼ 玄米(ササニシキ) 2kg ◎豆本・オリジナル手帳・製本 豆本工房 わかい 人気blogランキング参加中 1日1ポチお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ちょっと自然と環境の話題] カテゴリの最新記事
|