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テーマ:旅先にて(461)
カテゴリ:食べ物の話
南砺市利賀村。 ご想像の通り、平成の大合併で生まれた新しい住所ですが、それにしても「市町村」というひとつの行政単位を考えると、「市」の中に「村」があることに違和感を感じます。 ま、それだけ利賀の人は「村」にこだわりたかったんでしょうね。 ここには今は合掌集落はありませんが、五箇山のひとつに含まれます。 祭りのウリは、大小さまざまな雪像と、雪のステージで繰り広げられる郷土芸能の数々、伝統行事「丑曳き」の体験、夜の花火大会、そして、村の名物である「そば」と、山深い集落は3日間熱く盛り上がります。 この祭りを訪れるのは2回目。以前は、合併前の旧利賀村が行っていたときでした。以前にくらべると雪像の大きさが格段に小さい気がします。今年は暖冬で雪が少なく、周辺からかき集めたようですが、それでも限界があるんでしょうね。 これだけ暖冬だと、ちょっと気になるのがいわゆる「寒仕込み」と呼ばれる食べ物の出来映え。日本酒や味噌など影響はないのでしょうか。 さらに、寒風にさらすことでおいしくなるといわれるものや大寒の頃の一番冷たい水を使うことが美味しさ通じるといわれているもの。利賀村の名産でもある素麺や、食べられませんが五箇山の特産品の和紙もそうですね。 異常気象が、食に及ぼす影響って、作物の収穫だけではなさそうですね。 この冬の雪の少なさ、暖かさは異常だと思います。 ↑写真上は、そば祭りの会場に出現した雪でできた交番(とっても人気)。下は、何軒か出店している中、ダントツ人気だったなかじま屋さんのざるそば。手打ちで本わさびがつき500円はお手ごろ。味はまあまあ。30分も並んだので、期待が大きくなりすぎたかもね。関東人としてみればそばのつけ汁はもうちょっと辛くして欲しかったなぁ。 ★利賀村特産の手延べ素麺 平家落人伝説の里素朴な厳しい寒さの中で作られた伝統の味秘境利賀の【清流そうめん】 手延べを繰り返してつくられる合掌集落の中ではぐくまれた利賀清流素麺 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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