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2009.06.26
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カテゴリ:食べ物の話

 金沢で作られている伝統野菜のうち、昭和20年以前から栽培され、現在も主として金沢で栽培されている野菜の中から15品目を「加賀野菜」に認定している。

 五郎島金時や加賀れんこん、加賀太きゅうりなどは最近では全国区でも知られるようになったが、15品目の中には地元でもめったに食べることがない、希少な野菜もあるという。




 まあ、そこまでマイナーではないが、いまだかって食べたことなかった加賀野菜のひとつが「加賀つるまめ」である。正式にはフジマメといい、関西で主に栽培されているもので金沢特有というわけではないらしい。地方ごとにその呼び名は色々あるようだが、金沢では「加賀つるまめ」の他、その収量が多いことから「だら豆」とも言われる。「だら」とは金沢弁で、「馬鹿」とか「アホ」の意。それほど採れるという割には、あまり流通していないし、値段も安くはない。初夏から初秋にかけてが旬である。

 写真は塩ゆでしてツナと和えたもの。一見、普通のさやえんどうみたいだが、二回りくらい大きく、皮もちょっと厚くて産毛のようなものがたくさん生えているから最初はちょっと違和感を感じるが、食べ慣れてくるとさやえんどうとは違うしっかりとした食感が好きになってくる。

 地産地消、近くで採れた旬の野菜。しかも昔から作られている野菜をいただくと、体の中から元気になれるような気がする。




 加賀つるまめは、以前紹介しました豆本『金沢のおいしいもの』に収録しています。
 せっかくなのでその絵も載せましょう。アラが目立たないように小さくしてね(笑)。

加賀つる豆イラスト.jpg



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最終更新日  2009.06.26 23:03:07
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