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以前にもこのブログで書きましたが、北陸鉄道石川線の鶴来駅と加賀一の宮駅の間が10月31日で廃止になってしまいました。
終点だった加賀一の宮駅は社殿風の立派な木造の駅舎で、この駅に電車が来なくなってしまうのかと思うと寂しくて、せっかくなのでカミさんと二人で最終列車を見送りに行ってきました。 最終列車が到着する前の駅。最後を惜しむ地元の人たちで駅に人が入れないくらい賑わっていました。初詣の時でもこれほどごった返してはいませんでした。 ホームに滑り込んでくる下り最終列車。ホームからあふれんばかりの人がカメラを構えて迎えます。このホームに電車が入ってくるのもこれが最後。 さよなら運転のヘッドマークを掲示しています。この車両は私が子どもの頃、いつも乗っていた東急東横線に走っていた車両。いろいろな思い出が交錯します。 最終列車の出発セレモニーがしめやかに行われました。長い警笛を鳴らしてゆっくりと動き出す電車。「ありがとう!」「さようなら!」の声が上がり、拍手で送られていきました。 私も拍手で、ちょっと目頭を熱くしながら、最後の姿を見送りました。 これでこの駅の82年という長い歴史に幕が引かれました。 最終列車が過ぎた後、踏切にはもう電車が来ないことを示すかのようにロープが張られていました。 乗る人がほとんどいないから仕方ないとはいっても、やはり一つの時代が終わったようなやるせなさを感じます。金沢にやってきて10年あまり、私たち夫婦にとってもそれなりの思い出のある駅でしたので最後を見ることができ、よかったなと思います。 さて、話は変わりますが、11月4日まで金沢21世紀美術館のそばのギャラリー「アート・コンセプト」で、豆本3種類を展示・販売することになりました。「本にまつわるアート展」ということで、急にお呼びがかかり、その一角に並べていただいています。 お近くの方、よろしければのぞいてご覧ください。 ここ最近、ちょっと忙しくなってなかなかコメントへのお返事ができず、心苦しく思っております。ごめんなさい。コメントしばらくお休みします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.11.01 01:43:41
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