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テーマ:北陸の旅(173)
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寒波もひと段落したのか、金沢の今日は薄日もさす天気です。ここ数日、毎日雪がちらつきますが、それでもつもりはしません。 昨日は金沢の隣、県境を挟んだ南砺市福光のお客さんと話をしていましたが、ホントわずかしか離れていないのに、あちらは積雪が50センチくらいあるとか。 昨日はいしかわ動物園に、分散飼育のため佐渡からトキがやってきました。奇しくも40年前、本州最後のトキが能登で捕獲されて佐渡に送った日と同じだそうです。なんか不思議な縁があるんでしょうか。 最近暗いニュースばかりなので、こういう話題は良いですね。
さて、来るものがあればさるものも……。 上野と金沢を結んでいる夜行列車、特急「北陸」と急行「能登」が、3月で廃止になるとか。各地で夜行列車がなくなっていく中、この2つはとりあえず、北陸新幹線開業までは大丈夫かなと思っていましたが、もたなかった……。 廃止の理由は利用者の減少もありますが、車両の老朽化もあったそうです。 「北陸」はブルートレインと呼ばれる寝台列車、「能登」は「こだま形」とも言われたボンネット型の電車で運転されています。そ~いえばどちらも高度経済成長期の花形でしたね。そんな往時の栄光を知っている人も年をとりました。車両もボロくなるわけです。 「急行列車」というのも懐かしい響きになりました。調べると、JRの急行列車は定期だと、全国で「能登」「きたぐに」「はまなす」の3本しか残っていないそうで、しかもいずれも夜行列車です。 「きたぐに」は大阪と新潟を結んでいて、これも金沢を通ります。ふ~ん、今や絶滅危惧ともいえる急行列車の宝庫だったんですね、北陸は。そのうちの1本がなくなってしまうのはちょっとさびしいな。 急行列車って、家族でちょっと遠くへ旅行するときとかに乗るもので、プチブルジョアな感じがするけどそれでいて庶民的な側面もあり、とても親しみのある存在でした。はぁ~、でも気がついたらたったこれだけしか残っていないんですね。 学生のころ、貧乏旅行で北陸を旅したとき、「能登」も「きたぐに」も乗った思い出があります。懐かしい存在です。特急「北陸」は寝台料金が高くて、貧乏旅行では高嶺の花。指をくわえて眺めてましたもの。 廃止前にもう一度乗っておこうかな。いや、この年で夜行列車はきついなぁ、やっぱ。
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