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一連のマジシャン訴訟問題

この提訴の発端は、簡単に言うと、マジシャンがコインの穴を開けて、貨幣損傷等取締法違反の罪で捕まったんです。この罪名もまた、裁判所でひと悶着ありました。元々この罪が、マジシャン達に向けて作られたものではなく、「この法律昭和２２年に、硬貨を潰して原料に戻すことを禁ずるものです。」という意味で作られた。要はお金を金属に戻して、売っちゃダメというもの。今は、マンホールとかも盗まれて売られて時代だから、ある意味通じる所はありますが・・・＾＾；その法廷ではなんと、法の番人の裁判所も知らなかった！と言うこと。詳しくはこちらを読んで↓http://www.nikkansports.com/general/asozan/2007/asozan075.htmlという、事件もあったのですが、テレビ局側がこのマジシャンが捕まったニュースを報道した際が、今回の事件の発端なんです。そのニュースの中で、事件に使われたコインを使って、タネを明かしを公表したってこと。この事により、５０００円くらい出して買ったマジシャン達のコインは、人前で披露する事ができなくなり、５０００円の価値をいちじるしく下げた。と言う話。まぁ、報道側も意図してここまで落とすつもりは無かったんだろうけど、ここで追い討ちをかけるように、さらに関係の無い違うマジックの種も明かし、マジシャンはこんな物まで偽造してます。って報道があったらしい。またまたマジシャン達は、その持っているマジックの価値が下がり、人前で披露ができなくなる。コインはなんとなくしょうがない気がするけど、まったく関係の無いマジックまで披露して、価値を下げる事ないじゃないか～っという事でマジシャン達は、立ち上がり今回の騒動になったという。実は、このマジックと言う代物は法律的には、そんなに守られている方ではないのだ。このマジシャン達が勝つ理由と言えば、知的財産権という法律があり、そこが争われるのだ。つまり、マジックは考えた人がいて、それは、「文化的な創作」として認められる。というような部分がマジック・手品には適用されるらしい。しかし、これまで日本では、はっきりとした裁判が行われたのが、今回が初めてのケースだという。つまり、マジックのタネ明かしがはっきり白黒つけられる訳だ。でも、ちょっと待って。なんでニュース番組だけが訴えられるの？よくマジック番組ってタネ明かしとかしてるじゃん！って思う方もいると思います。有名なマジシャンなんかも、タネを公表しているのですが、今回のどこが違うの？という問題にもなってきます。ですので、今回訴訟を起こしたマジシャン４９人もここまで来るのにいろいろあったと思います。たとえ訴えて勝ったとしても、争う事でマジシャンのイメージが悪くなるのでは？という心配もあるでしょう。この裁判の勝敗によっては、これからのマジック業界に大きな転機があると思われます。もし、この裁判でマジシャンが敗訴になればマジックのタネ明かしが急速に広まる可能性もありますし、もし勝てたら、一気にタネ明かし系も終息するかもしれません。この問題は、日本では初めてですが、アメリカではこの似たような裁判でマジシャンが負けたという事実もあるようなので、今回は慎重に進めていかなければならなそうです。とにかくこの一件は、注目です。

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