くまんちゅな日々♪

2011年秋のロードショーが待ち遠しい！！

2009年本屋大賞で第二位の栄冠も獲得。
累計100万部超の「のぼうの城」　著者：和田竜

　　　
文庫化してくれてありがとう！

昨年の夏、プチ同窓会で集まったメンバーから
「ねぇ～”のぼうの城”読んだ？」っという会話が始まった。
わたし：「のぼう？何それ？」
詳しく聞けば、ベストセラーになっている戦国時代小説で
埼玉県行田市にある忍城（おしじょう）の城代が「のぼう様」呼ばれていたとか・・・
「のぼうって、のぼぉ～っとしている人？」などと、トンチンカンな質問を
浴びせていた私は歴史小説など一度も読んだことがない。
「今度（2011年）、映画化されるだってね～
誰がどの役をやるのかな～？楽しみ！」っと友達は（　＾ω＾）ﾜｸﾜｸしていた。

あの日からずっと「のぼうの城」が頭の隅っこにあって、
本屋さんで「のぼうの城」の本を手にとって中をパラリと観て唖然！；-ロ-）！！
漢字が多くて表現が難しい！こりゃ、手に負えないとすぐに手放した。
特に、戦国時代なんて興味がなかった。だいたい戦いモノって好きになれず・・・
が、年末にもう一度本屋さんへ行った時、文庫化された「のぼうの城」を発見。
しかも1冊480円なんてラッキー
読めるかどうかわからないけど、安いから買っておこうっと購入。
自宅に帰って気がついた・・・うぎゃ、上・下巻の上だけを買ったんだってこと。
でも、いつか、もしかしたら読める日が来ることを信じて、そのまま保管。

で、時はちょっと流れ
現在、放送中の大河ドラマ「江～娘たちの戦国～」が面白い！
その勢いでついに「のぼう様」の本を読むことを決意したの数日前。
読みすすめて行くうちに、独特の言い回しや難しい熟語に悪戦苦闘。（；^ω^）
わたしのレベルと言ったら「足軽」って何？ってなもん。
武将の役職（？）も、わからん。名前はやたら長くて覚えられない。
え？初名って何？！Σ(ﾟДﾟ；ｴｰｯ!　途中で呼び名が変わってるし！
意味不明な言葉がどんどん出て辞書を引かないと読めない。
それでも、読みたい。え～それで、何？どうなっちゃうの？っと
下巻を買っておかなかったことを後悔するほど♪
こんなに結末を楽しみにできる本は久しぶりだった。
すぐに、下巻を購入し私としてはハイスピードで3日間で読み終えた。
意味があやふやな所を復習しながら、すぐにもう一度読みたいと思わせる。
ズブの素人の私でも理解できる内容で、とても面白かった。

～簡単なあらすじ～
戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。
その中に支城、忍城（おしじょう）があった。
周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。
秀吉方約二万人の大軍を指揮したのが石田光成。
一方、忍城の軍勢はわずか五百人。
忍城、城代の成田長親（なりたながちか）は領民たちから「のぼう様」と呼ばれ
武・智・仁で統率する従来の武将とは異なるがなぜか領民の人心を堂握していた。
果たして”のぼう様”は天下軍に勝てるのか？
後に「三成の忍城水攻め」として戦国史に記される壮絶な戦いがついに幕を開ける。

映画の撮影は、ほとんど北海道苫小牧や京都、山梨で行われ
本場行田市では、埼玉古墳の丸墓山古墳で石田三成陣営の撮影があったそうだ。
抽選で選ばれた行田市民が足軽役で出演したんだって！
いいなぁ～映画の中の一部になれたなんて感激だろうね～

映画の配役は
主人公である「のぼう様」こと成田長親が野村萬斎（狂言師）さん。
どんなふうにのぼう様を演じるのか？難しい演技を要求されただろうね～

石田三成役は上地雄輔くんカッコイイだろうなぁ～(^-^)フフ

「のぼうの城」で豊臣秀吉役は市村正親さん。
余談だけど、今、「江～娘たちの戦国～」で市村さんは明智光秀役。
来週あたりは「山崎の戦い」で秀吉軍と戦うかもしれないんだよね。

正木丹波守利英（まさき・たんばのかみ・としひで）役：佐藤浩市さん。
柴崎和泉守（しばさき・いずみのかみ）役：山口智光さん。
酒巻靭負（さかまき・ゆきえ）役：成宮寛貴さん。
甲斐姫（かいひめ）役：榮倉奈々さん。
特に6児の父親で、豪腕和泉役のぐっさん、ピッタリだよぉ！

映画化不可能と言われていた
見せ場となる”忍城水攻め”のシーンはかなりの迫力映像だとか・・・。

うぅ～絶対！大きなスクリーンで観てみたい！(^_^)

現在、埼玉県行田市「行田市郷土博物館」にて
特別展「石田三成と忍城水攻め」 開催中
平成23年2月5日（土曜日）～3月13日（日曜日）