前回からずーっと続き♪
現在、実家で一人暮らしの母は「レスパイト入院」中・・・
介護生活から解放されてもうすぐ1カ月。
最初の1週間はずっと溜まっていた疲れがダラダラと出て(笑)スッキリしない感じだった。
毎朝、時間に追われ、早く実家へ行かなくちゃ!っと母の心配をすることから始まり、母が調子良いと仕事に行けるし、ダメな日は遅刻したり、お休みしたり・・・
自分のことはいつも後回しするしかなくて、母のスケジュールが最優先。
24時間、母のコトで、心も身体も支配されていた。
ゆっくりとか、のんびりとか、趣味で〇〇するとか、そんな事、私の辞書から消え去った!
不安と不満だけがフツフツと湧き出る日々に気が遠くなることもあった。
だけど、今は、ちょっとのんびりしてもイイ?
ゆっくり、本を読んでもイイの?
そんなことしたら、何か悪い事でも起きるんじゃないか?って、思ったり・・・
普通の生活を送ることができているって、なんて幸せなんだ!!って気づかされた。
介護を通じてたくさんの学びがあった。
いや、母の前に父のがん闘病もかなり貴重な経験ができた。
気付けば、父、母・・・今は兄も少し混ざってきて、みんなのおかげで色んなことを知った。
母とは一緒に笑ったり、喜んだり、運動したり、歌ったり・・・
母のおかげで、色々な人と知り合えて、楽しいこともいっぱいあった。
親子の時間をたくさん作ることができた事は、本当にありがたい。
親とゆっくり過ごす時間って、結婚してしまうと持てなくなりそうだけど、私は結婚して子供に恵まれてからの方が断然多くなった。
特に、介護生活の中で自分の親のことを改めてではなく、新鮮に知った!
母は穏やかで優しい。そして、弱い。
気持ちが弱いから、無理して大変なことはやらない。
辛いリハビリもできることならやりたくなかった。
末っ子の甘えん坊で、みんなに甘やかされて大切に育てられた。
何でも周りの人がやってくれたので、(良く言えば)お嬢様気質。(;^_^A
専業主婦の人が世間知らずとは言わないけど、母は色んなことを知らなかったなぁ。
でも、ご近所に友達がいて、毎日のように遊びにくてくれて、よくしてくれて幸せ者だった。
私は、母に叱られた記憶も何かを強制されたこともない。
「勉強しなさい」だとか、「片付けなさい」とか、「もっと〇〇しなさい」とか、
一度も言われないで、大人になった!(笑)
自由奔放の放任主義?で、幸せだった。
(それが良かったのかどうかは別として・・・)
時々、この人に育てられたのが信じられないって思う時もあったり・・・。
母とは、全く違う人生を送ってきたので、お互い分かり合えないことも多かった。
母の性格や考え方が今になってようやくわかって、ビックリの連続だった。
私をずっと苦しめているのは「娘が親の介護を最期までするのは当たり前」という、母の考え。
そうしてあげらえない自分は”親不孝”なんだろうか・・・?っと、今も責められている気がしている。
だけど!在宅介護の限界はやってくる。
母ともっと一緒に過ごしたいという気持ちを超えて、もう無理だ~っと
大きなため息が増えていく、身体中の細胞が良くない分裂をして、いつか、自分は壊れるのではないかと不安になり、いっそのこと病気になって倒れたらどうなるんだろう?とネガティブな発想にもなった。
共倒れになってどうする?もう充分頑張ったから休んだ方がイイと、
一番近くで私を見守ってくれて、家事をやってくれ、支えてくれたのはかみさん(夫)だった。
もう一人、偶然見つけた!吉田潮さん!
フリーライター吉田潮さんの「親の介護をしないとダメですか?」の著書をが私を救ってくれた。
そう、そう考えてもいいのね?
そう、考えたい!わかる!わかる!!
そして、吉田潮さんのように、ブログに書き留めておこうと思った。
もしかしたら、自分のブログが誰かの参考になったり、誰かの心を軽くするかもしれない。
何にも役に立たないかもしれないけど、いつか、自分の為にもなるはずだから。
(;^ω^)
今日、2021年8月15日は、母の82歳の誕生日。
「お誕生日おめでとう!」
初めて、病院で迎える誕生日は寂しくて悲しいと思う。
(>_<)