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テーマ:在宅介護(1591)
カテゴリ:介護
施設に入るのも大変!!の巻
偽痛風をきっかけに歩行困難となり入院していた実母の介護のお話。 誰かのお役に立てるといいな~ってのと、将来の自分の為に残しておきます。 レスパイト入院も兼ねて入院させていただいていたけど、治療方法はもうなくて あとはリハビリをして自宅に帰るか、入所できる施設をどこか探すかということになったのが7月末。 いろいろ考えたけど、看護師さんからもいきなり「老人ホーム」へ行かないで、リハビリのできる施設に行ってもう一度自宅に帰るチャンスを!! ってことで、「介護老人保健施設」へ相談に行くことにした。(8月4日) 施設は外部の人を完全シャットアウト。入口はテーブルでバリケードされていた。 相談員さんの話を聞いて、「介護老人保健施設」のことがやっと理解できた。 もう、あれこれ迷ってる時間はない!その場で申込み!! ケアマネさんがいろいろデータを揃えてくれて、入院しているソーシャルワーカーさんとも話していただいて、病院で母の現状を調査する予定になっていた。 施設の相談員さん、私、看護師さんが同席するべきだったんだけど、コロナの感染拡大の影響で、「調査なし!」、電話で看護師さんに様子を聞くだけとなってしまった。 調査は簡単になってしまったけど、施設側の会議の結果、入所可能となった。 可能となったけど、すでに、入所待ちの人がいて、空が出たら入れるとのこと・・・。 その間も、病院は母を入院させてくれて、入所できる日まで過ごせたことはありがたかった。 いよいよ、入所の日が決まったものの・・・私から母に入所することを伝えるチャンスがなくて (;^_^A 看護師さんにお願いして、母に自宅には帰れない旨を伝えてもらった。 入所の手続きも、かなり、大変。 書類へのサインや、細かい施設のルールや、母の状態・状況などを話して、3時間かかった。 入所できたのは、9月4日と、相談した日から1か月後となった。 母と久しぶりに会えたのは、施設に入る日、つまり退院の日の朝。 退院の手続きや支払いなどを済ませ、母を車に乗せて自宅の前まで向かう。 コロナの関係で、病院から施設に直接入所することが条件だったけど、「家に帰りたい」と強く望んでいた母の為に見慣れた自宅の景色を見せてあげることにした。(ここまでは許可が出た) わずか、数分だったけど、自宅の前を通り、急いで施設に向かった。 施設が見えてきたら母は「考えれば考えるほど、辛い」と言って泣いた。 ここで私が泣いたら意味がない。母のこれからを思えば、施設でしっかり介護が受けれるしリハビリを頑張ることで、生きる意欲や希望を持ってほしいと思って、気丈にふるまった。 いや、少し強い口調で話していた。 なぜか、一緒に車に乗っていた兄に対しては「お母さんにはもう、頼れないから一人でもガンバレ」と声をかけていたが、私には何にもなかった・・・(;^_^A 施設に入るための行動をしていたのは、娘の私。 母にとっては、家に帰りたいのに、帰してもらえないことになったのだから、ヒドイ娘には何の言葉もなかったのかも・・・。 施設入所に至るまで、どれだけ大変だったかなんて、母は知る由もない。 施設に着いても声をあげて泣いている母。 私は最後の最後まで、しんみりする空気を作りたくなかった。 母も私も、家族みんなが安心して、暮らせるための第一歩だと心に言い聞かせて母と別れた。 とにかくツライ時間だった。この後も、ずっと私は辛くて、何とも言えない感情で過ごした。 母が入所して2日後には、自宅を施設の相談員さんとリハビリの担当者が調査にきてくれた。 自宅での過ごし方を知って、どのようなリハビリが必要か?自宅復帰を目指して、何をするべきなのか?リハビリ計画を立ててくれることになった。 家に帰れるか?帰れないか?リハビリ強化が3ヶ月。 3ヶ月後には、自宅か?別の施設か?またまた、悩むことになる。 そう、老健とは、ずっと居られない場所なのだ。 少し心が軽くなったけど、悩みは尽きることがない。 施設には洗濯物を取りに行ったり、届けたりできるけど、面会は一切なし。 オンライン面会と、介護士さんを窓口にして電話で少しだけなら話ができる。 母が持ち込んだ携帯電話からは一度も連絡が来ることはない。 私から施設経由で電話しても、会話があまり続かない。 それは、今の生活に満足してくれているのか?慣れてくれたのか? 面会して面と向かって話せないというのは、本当にもどかしい。 ここまでなんとか、頑張ってきたけど・・・ 私にはさらなる、色々な事件が巻き起こる。(?_?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年09月26日 18時06分07秒
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