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テーマ:介護・看護・喪失(5301)
カテゴリ:介護
いろいろあって、実母はグループホームでお世話になって2か月経過。
介護士さん、看護師さんにとてもよくしていただき、以前より元気になって会話も弾み、私が差し入れを持って行っても笑顔を見ることができて本当に良かった。 なのに、その生活は一変することになる。((+_+)) 以前から手のひらのかゆみを訴えていたのは知っていた。 前の施設で面会した時に、第一声は「かゆい」だった。 冬だったので、乾燥してかゆいのだろうと思っていた。 施設の看護師さんにもいつもかゆみを訴えているのでどうなっているのか聞いたところ、クリームや薬を塗っているとのことだった。 かゆみの原因を追究することなく、施設を出てグループホームに移った。 その際も病院で手のひらの皮膚を採取して検査に出してくれた。 かゆみの原因はわからないまま、2か月経過しようとしていたある日のこと・・・ グループホームの看護師さんから連絡が来て、「かいせんかもしれない。感染するので皮膚科の受診をお願いします。」と言われた。 「かいせん?」「かんせん?」「かいせんがかんせん?」 電話では「かいせん」を漢字変換できず、「かいせん」と「かんせん」がごちゃごちゃで とにかく、皮膚科へ母を連れていくことになった。 施設から近い内科で皮膚科もやっているところに電話をして予約してみる。 電話では「かんせんならよいけど、かいせんだと診られません」と言っていた。 私はどっちなのかわからないので、とりあえず、その病院へ行ってみた。 院内の待合室で問診票を書いて、予約時刻になったら、看護師さんが来て「うちでは診られませんのでお帰りください」と、診察お断り。 ( ;∀;) 仕方がないので、別の皮膚科に電話して診ていただけることになった。 車いすの母を車の助手席に乗せたり降ろしたり・・・汗だくになりながら、車を走らせる。 皮膚科の駐車場は車いす用スペースはないけど、なんとか、母を降ろして診たもらえたのでほっとした。が、母のかゆみの原因は「疥癬(かいせん)」だった。 母の手のひらの皮膚を削って顕微鏡で見ると、ヒゼンダニが居ると言われた。 ヒゼンダニ?? ダニが身体に居たって事? 疥癬はヒゼンダニが身体に寄生する皮膚の疾患だと、やっとわかった。 疥癬には種類があって、母は「角質増殖型疥癬」だと診断された。 ストロメ久トール錠を内服し、オイラクッス軟膏を塗って様子をみることになった。 母が「かいせん」という、感染力のある皮膚病だとわかったけれど、その時はまだ疥癬の恐ろしさに気付いていなかった。 母を車椅子から車に乗せてグループホームに戻ると、ホームの看護師さんや介護士さんが防護服と手袋の完全防備で待っていてくれた。 私は、半袖で手袋もせず、無防備な状態で車で皮膚科へ行ってしまったことをその数日後に後悔することになる。 母は隔離生活を余儀なくされることになった。 母が動くと乾燥している身体中の皮膚がふわーと落ちていた。 手のひらは「きな粉」をまぶしたような感じだったので、このきな粉がふわーっと落ちて、そのふわーっとした中に大量のダニがいたのだ。 せっかく、利用者さんとも慣れて毎日楽しかったのに、一人ぼっちで部屋で生活するなんてかわいそうでたまらない。 それでも、グループホームの職員さんは頑張ってお世話してれて本当にありがたい。 母を皮膚科に連れて行った3日後、ものすごいかゆみに襲われる。 もぉー----!かゆくて、かゆくて、かきむしってしまって、身体に青あざが! Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン まったく痒みで眠れない。かゆくて、暑くて、頭がおかしくなる! 身体のいたるところに赤いぽつぽつが・・・えー--!(@ ̄□ ̄@;)!! これは、私にもダニが??? すると、かみん(夫)も、かゆみがひどくなっていた! これはただ事ではないと、私も皮膚科へ行ってみる。 以前も、贅肉のかたまりがまとわりついている腹部を診てもらったけど、また見せることになるとはね。 タルタルのお腹や胸の下、脇の下など、躊躇することはく、惜しげもなく、さらけ出す。 手の指の間なども診てもらうが「疥癬」とは断定できない。 で、お腹の赤いぽつぽつから皮膚を採取して顕微鏡で見ても、ダニは居なかった。 こんなにかゆいのはなぜ??? 私からダニは見つからなかったけど、念のため「ダニ駆除」するようにと、スミスリンローションなるものが処方された。 で、先生に「私は、この後、仕事へ行ってもいいのでしょうか?」と聞いてみると 先生:「職場で来てもよいと言われたら行けばよい。」っと、アッサリ。 スミスリンローションの使用方法を見たら、職場へ行くなんてできるのか? いや、当然、ローションを塗りたくった人が仕事するのは無理でしょー! ってことで、正直に同僚や上司に「これからダニの駆除をするので休みます。」と連絡。 職場の人は、いきなり「ダニ駆除」と聞いてもピンとくるわけないのにね。(^^; そんなこんなで、私は自宅に戻り、家の中でまっぱ(裸)になり、ローションを塗る塗る。 首の下から足の指先、足の裏まで塗り残しないように、塗り塗りし続ける。 想像するだけで、ひどい絵図が浮かぶけど、かゆみと闘いながら、ローションを塗って、最小限の衣類を身に着けてじっとしていた。 外に出ることもできず、じっと過ごすしかない12時間・・・ (;^ω^) 暑いし、何にもでいない12時間・・・ (;^ω^) 私にとっては、真夏の苦行だった。 ローション苦行をしながら、もしや?かみん(夫)のかゆみもこれが原因? 事情を話して、かみさん(夫)も皮膚科へ行ってほしいと伝え、その日のうちに、皮膚科へ行って、皮膚を採取して顕微鏡で見たら・・・ いたー-----!Σ(・ω・ノ)ノ! 母とは、もう1年以上対面したことのないかみさん(夫)の体にヒゼンダニが居た! なぜ?なぜ? 私から移った? ダニが発見されたので、ローション駆除ではなくて、ストロメクトールが処方されて、服用することになった。 疥癬との闘いはつづく・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年07月24日 15時35分23秒
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