歴史的瞬間を見れて感涙抑えられないです やったぁ~「おくりびと」オスカー獲ったどぉ~~~~~ 朝からず~っとに噛り付いておりました 先日も日本アカデミー総なめだった「おくりびと」だったけど・・・ 自分もノミネート作品はほとんど観ていたけど・・・「おくりびと」は格別だった 「クライマーズハイ」よりも、「パコと魔法の絵本」よりも 個人的には「デトロイトメタルシティ」は好きだけど・・・あれ獲ったらどうなのぉ(・・? 松山ケンイチ君が主演男優賞 それはないだろうなぁ~ノミネートされてるだけでもいいかぁ~的な(笑) 唯一主演女優賞広末が逃しちゃったのが可哀想だったけど・・・ 米アカデミーの「タイタニック」のオスカー総なめの時の ディカプリオとケイト・ウィンスレットみたいな扱いでなんか可哀想・・・ でもケイト・ウィンスレットは今回オスカー獲ったねぇ~ なかなか外国語映画部門にならないなぁ~なんて思って 待っていたら短編アニメで「つみきのいえ」が先にオスカー獲っちゃうし その瞬間「雲行き怪しくなった・・・」と正直思ったのです Wで受賞ってねぇ~ありえんなぁ~(^_^;) それにイスラエルの「戦場のワルツ」紹介でちと観たけど・・・ アニメテイストでオモシロい構成になってるんだなぁ~ これが本命って専門家もごり押ししてたんで・・・きっとこれなんだろうなぁ~(^_^;) すると・・・ピロロロ~ン、ピロロロ~ンと・・・ テロップで「おくりびとオスカー受賞」の文字を目の当たりにした瞬間 まじガッツポーズでした「ヨッシャ~~~~~~」 ホント獲って欲しい作品だったんです。 いつもアカデミーにノミネートされる作品って時代劇とか戦争ものとかってイメージで 日本では侍モノみたいな、ちゃんばらものでしか獲れないのかなぁ~と ・・・そう思っていた私の心を見事払拭してくれたのが「おくりびと」でした。 納棺という伝統的な儀式は日本特有のものだから・・・ 武士道とか、茶道とかみたく、納棺師も日本文化なのかなって思った。 とにかく、モックン演ずる納棺師の所作が美しいんです そして、時代劇じゃなく現代劇が評価された点ていうのが凄い大きいことかなぁ~と 外国人にどこが共感できたんだろう~と映画振り返って考えたけど・・・ だれもが、「おくりびと」になるし「おくられびと」にもなる・・・ その人間ドラマの中で・・・悲しい別れを映し出してなくって・・・ その家その家の故人との思い出っていうのかなぁ~ 悲しい別れのはずなのに何故か温かいんだよねぇ どの「おくられびと」のシーン見ても目頭熱くなって・・・ 何度もハンカチで目を押さえていた私です。。。 ただ別れの儀式じゃなかったっていう点も評価されたのではないかなぁ~ ほんとコミカルでオモシロいんですよ 底辺に深いものがあって・・・家族愛、親子愛、自分自身の心の成長・・・ 外国では「おくりびと」をどう表現するのか・・・とタイトルを観て感銘しました。 『Departures』 旅立ち・・・このタイトルは日本語のタイトルより素晴らしいと思った!!! ポスターもいいですねぇ~♪こちらの方が・・・ 幾度となく出てくるチェロを弾くシーンもいいんだよねぇ~♪ まさに、色んな意味の旅立ちが表現されていました。 日本語の「おくりびと」だと納棺師のイメージだけど。。。 『Departures』だとポジティブで前向きなイメージにとらえられる気がする。 そういう意味でも、とても深い映画だったと感銘したのです。 もっくんはこれを作るに当って15年間温めてきた作品だっていうから・・・ インドに行って亡くなった人を川へ流す風景を実際目の当たりにした・・・ 更に青木新門著書の「納棺夫日記」という本に出合って衝撃を受ける訳・・・ それで「おくりびと」という作品が生まれたというのは、強い運命を感ぜずにはいられない。 いわばもっくんの作品といっても過言ではないと思う!!! 滝田洋二郎監督の作品は「秘密」「陰陽師」「壬生義士伝」などの他 「コミック雑誌なんかいらない」「僕らはみんな生きている」「病院へ行こう」など コミカルな作品も多いんですよねっ(^_-)-☆ それが、「おくりびと」でもコミカルな点が生きていて良かった・・・ 自分が好きなシーンは「食」のシーンなんです そして山崎努さんがボソって言う台詞が深くていい~んだよねぇ~♪ ホント助演男優賞を外国語部門でもオスカー挙げたいくらい好きだなぁ~ ちょい脇役の俳優人が素晴らしいんですよぉ~ これは、観てない人にはネタバレになっちゃうんで言いたくないんですが・・・ 最後の父と子のシーンが号泣モンなんです・・・ これ以上は話せません・・・(あとはスクリーンで観て!!!) 外国の映画もこういう父と子っていう底辺の部分・・・泣かせるシーン多いじゃないですか そういうのツボなんです これは万国共通で・・・儀式の形式は違うけど・・・ それぞれの色んな家庭があって、思い出があって、愛があって・・・ そいういう点は通ずる部分だったのでは・・・と もっくんの元チェロ奏者だったという・・・一見意味なさそうな設定も実は奥が深いんです。 全て観終わって・・・無駄な部分がなかったと・・・ ラストもスッキリ終るんだよ・・・余計な蛇足がないんですよ・・・ そんでもって・・・私の大好きな久石譲の音楽が美しい~庄内平野の風景が美しい~ ホント申し分ないです リバイバルしたらもう1度観に行っちゃおうかなぁ~と思いました。 |