ルーマニアックス

涼宮ハルヒの驚愕(前・後)  及び 初回限定版冊子

今回Amazonで購入する事に。初回限定版も300円足らずで買えるのですね、しかも新品同様にカバーが綺麗でした。

まだまだ続きがあるようにも、最終回のようにもどちらでも受け取れました。

でも、結果的には驚愕が最終回と思っております。

ネタバレになりますが、（もう5年経っているのでネタも何も無いかもしれません…）

キョンが最後未来へ飛び、未来の大学生のハルヒ、続けて1か月後である未来の、SOSの1周年に浮かれるハルヒの時間軸に飛んだ時点で最終回だなと思っております。

”分裂”中学時代の同級生 佐々木が登場した時点で物語の最終段階に入るのかな…と薄々思ってました。
案の定、未来人の朝比奈さんにも、宇宙人の長門にも、超能力者の古泉にもそれぞれ対抗勢力が登場したりしたので、まるで終りとしか言いようがない。

ただ、４年も経ってからの刊行は何か抑えられない力が働いたためだと思っています。
作者自身”「涼宮はるひの憂鬱」が出た頃はらこちらでのっぴきならない状態に陥っており、～（中略）キャパシぎティギリギリあっぷあっぷ感を堪能した結果”と語っておりました。

マジで世の中を変えると程に人気になりすぎ為と思います。

これももしかしたらハルヒの力によるものかもしれませんね(笑)、2009年のアニメでは少しやりすぎた為にその後しぼんでいったのは残念でなりません。

驚愕上下巻とも面白かったですが、なんだか前よりも落ちたように感じます、それほど憂鬱と消失が面白かったのでしょうね。

もしかしたら、驚愕以降いつでも再開できるようあえて曖昧にしたかも。

初回限定の冊子の小説ですが、作成秘話だけでショートストーリーはいらないのでは無いかと思いました、佐々木との過去の関りが書かれていますが。

同じポーズをしているのは新入生の新団員の”ヤスミ”。

実はこの”ヤスミ”、ハルヒだったりする。新団員入団テストで唯一突破した”ヤスミ”だが、どうもハルヒは苦手意識があったりしする。

分裂から始まりますが、実は新団員テストやっているのんびりしているα世界線と、佐々木たちがいるβ世界線と2つに分かれていたりする。(この辺はシュタゲやまどマギで有名ですが)

それは実はハルヒ自身がもしかしたらキョンと長門を救うべく無意識に分裂させてしまったと古泉は言う（後日談）

ハルヒは気が付いて内容に見えて実は漠然と気が付いていたのだ、それでも自分を抑えられるように成長したのだろう、どうやら成長するごとに力が無くなっていくようだ、最終的に有限では無い。

そして、みくるが同級生では無く先輩である理由も未来人が関わる事がおそらく後1年ぐらいだろうとキョン自身が語っている。