カテゴリ:書評
先日、アマゾンのジェフ・ペゾスが、ビル・ゲイツを抜いて、世界ナンバーワン長者になったとのニュースがありました。
本書が言うように、アメリカではなく、アマゾンが、現在のローマ帝国にならんとするその基盤を既に築いたと言っても、あながち言いすぎではないかもしれません。 それほど、思った以上に、アマゾンがすごくなっているのです。 グーグルよりもアマゾンかもしれません。 その戦略や展開は本書を読めばわかりますが、今、まず1例をあげるなら、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)でしょう。 アマゾンがキライだからアマゾンでモノを買わないことはできますが、クラウドサービスとして多くの有名企業がAWSを使っているわけで、間接的にアマゾンのサービスにふれないわけにはいかなくなっているのです。 ペゾスがアマゾンはロジスティック企業と言ってるように、物流分野の取り組みもすごいです。 事例は本書にたくさん挙げられていますが、中でも圧巻なのが、これからのドローン配送への取り組みでしょう。 都市の上空に、全長100メートルの「空飛ぶ倉庫」をおき、そこから、各家庭にドローン配送するのです。 それだけでなく、各家に飛んできたドローンは、その家をAIで判断し、アマゾンサイトよろしく、壁の塗り替えや古いクルマの買い替えなどをレコメンドするのです。 これらが夢物語ではないのは、もうすでにこれらで使う技術が、アマゾンに特許申請されているからです。 著者が、本書の中で何度も言っていますが、アマゾンおそるべし、です。 著者は最後に「アマゾンの帝国は国家を超えて、社会を飲み込み、規定する、だから今、われわれはアマゾンを知らなければならないのだ」と、言ってます。 ********************************** 有限会社リレーションメイク 羽切 徳行 企画書・提案書作成代行サービス 入札企画書・入札提案書作成サービス 羽切のtwitter お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.03.12 11:05:23
コメント(0) | コメントを書く
[書評] カテゴリの最新記事
|
|