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カテゴリ:難病ALS患者に愛の手を
東京家政大学教授(すでに退官)の樋口恵子さんの文を読んでいたら次のような言葉がありました。
「古今東西の格言の中で、私が名文句だなあと感心するのは、『結婚する前は両目を大きく開けて、結婚してからは片目を閉じろ』である。相手に対する目の開け方も、大きく開けるばかりが能じゃない。見て見ぬふり、悪いところに目をつぶる、というのもまた大切なことなのだ」 あッ!、そうかと、すでに離婚している私は痛感した次第です。親が子供を育てる眼差しにも、時にはこうした開き方閉じ方のバランスとタイミングが必要なんだ。また、見えたからと言って、すぐ口に出して小言を言うばかりではなく、じっと見守り、祈るほか仕方がない場合だってあるのだ。 人間関係の複雑さの中で、人と人との距離を保つことの大切さを思い合わせながら、真実も時にはぼかして見つめることも必要なんだ。人の過ちを見すごしてあげる時もまた、がんじがらめに責めるのではなく逃げ道を作ってあげることも必要なんだとつくづく思う私でした。皆さんはどのように思いますか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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