カテゴリ:両立について
同じ職場で、出産前後でまったく同じ立場で仕事を続けることはできるのだろうか?
最近良く考える。 ほとんどの正社員の女性はこのようにして働いている。 私もそうだった。 しかし、時間的な制約もさることながら、いつ休むか分からない人、ということでは、「責任」というものが否応にも違ってくる。 上司も出産前と同じような責任を持たせることはできないだろう。 今思えば、時間短縮勤務をとっても良かったのかな、と考える。 そうすれば給料が減る分、仕事も減らしてもらえるし、仕事ができない&昇進できない自分への口実にもなる。 口実というと聞こえは悪いが、社会的な仕事のほかに、世界に一つしかない人間を育て上げる、という重要な、私にしかできない仕事をやっているのだから、社会的な仕事の比重を減らすのはまったく恥じることでもなんでもないのだ。 しかし、当時の私は「育児の価値」を知らなかった。 そして、私の周囲にいる人も皆「育児の価値」は「社会的な仕事の価値よりも低い」と見ている。 女性も男性も、口では育児のすばらしさを説く。 「子どもを風呂にいれるために今日は定時で帰ります」と男性が言うと、「まあ、マイホームパパね(ほのぼの)」。 これを女性が言うとどうなるか。 おそらく反応は男女ともそう変わるまい。 そのような環境の中では、やはり時短勤務を選ぶことは私にはできなかったのかな、と自分で言い聞かせていたりする。 やはり、社会が変わらないと、育児と仕事の両立は困難だと私は思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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