カテゴリ:両立について
先日の日記「育児と仕事の両立はできたのだろうか?」において、「社会が変わらないと厳しい」というのを結論とした。
確かに今の「社会」、つまり日本の労働者の大多数の考え方は、毎日定時で帰る人間に対してはあまり好意的ではない。 だが、私が退職を決意した真の理由は、自分の5年後、10年後の姿が見えなくなっていたことにあったのだ。 書くことによって思い出すことができた。約半年前の気持ち、退職を決意したいきさつを。 自分の未来が見えず、暗闇を歩いているような気持ちが続き、当時勤務していた会社に、女性がロールモデルを描きやすいような仕組みをつくるよう働きかけたりもした。 だが、残念ながら会社側からの返事は芳しくなかった。 仕事でも家庭でも、いろいろ、試行錯誤を繰り返した。 だが、未来像は見えてこなかった。 会社でできるだけのことはやったと思い、私は自分の理想像の修正という長く苦しい作業をコーチと共に行った。 その結果、私は自分で今の道を選択した。 今、私は岐路にたたされるたびに20年後の自分の姿をイメージする。 そこから帰納法的に、どの道を選択するかを決定する。 20年後、こうなっているために、10年後までに何が必要か、そのためには5年後、3年後、どのようなことをしなければならないか。 サラリーマン時代、あれほど苦痛だった「目標設定」の作業が、今は楽しくてたまらない。 何度も何度も書いて、それを眺めて、そして、少しずつ達成している自分を褒めている。 会社勤めを続けるか続けないか、それは私がコントロールできた選択だ。 だが、正直な気持ちを言うと、社会にも変わって欲しい。 社会を変えたい。 それには、まず自分が変わらなければならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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